亀田選手&TBS

この題名で、色々なblogで記事になっていると思う。自分も少し書こうと思う。きっとこれに関しては、疑惑のチャンピオンというものと、勝って何ぼという両方の意見が上がっていることだろう。世のマスコミは、総じて前者なので、却ってblog界では、後者の方が多いかなと予想してみるが、実際の所どうだろう。


 で、試合の方は、昨日の夜9時開始と言うとんでもない放送をやってくれた。さすが、社運を亀田に掛けるTBS。見事な仕事っぷりを見せてくれた。過剰な仕掛けだが、これ如何によっては、視聴率争いで他局を抜くことが出来るのだから必死。その必死さが見るものの涙を誘う。

 
 試合の方は、完全に亀田選手の劣勢。ダウン後、有効打も殆どなく。ガードの間から打たれる一方。あれを、暫定王者の有効打とみなさないジャッジも八百。TV中継の、解説者、ゲストも誉める所が無くて、どうでも良いことを言い出す始末。アナも馬鹿丸出しの放送。聞いていて苦笑い。そして、映し出す亀田選手の表情は負け犬の顔。そんな顔を抜いて良いのカメラマンと思ったが、TBSとしてはOKだったようだ。


 そして試合終了。予定通りKOでなければ亀田選手の勝ちという筋書き通り判定勝ち。すこし、集計に時間が掛かったのは、ジャッジの採点表を書き換える必要があったせいかもしれない。スカッと勝っていれば、こんなことをしなくても良かったのにご苦労様でした。


 そして、注目の朝の朝ズバ。残念ながらみの氏は夏休み中。何時もの正義面した顔で昨日の試合の勝利をどう言うのか聞きたかったのだが、それが無くて残念。さらに、何時も、正論を言うはずの、柴田アナ及びコメンテーターの方もそれに関してはスルー。他の事件に正論を振りかざし、コテンパンに言う人々の姿が、張子のトラのようでもの悲しさを覚える。きっと、来週になれば何も無かったように亀田大明神の旗をはためかせ、年末大晦日の亀田世界タイトルマッチと銘打って、興行をもくろむのだろうな。その筋書きに踊らされる方も踊らされる方なのだろう。


 きっと、亀田選手の試合放送の視聴率は、次回も高いだろう。鬼塚選手がボロボロになりながらも何度も防衛したように、今度もリングに最後まで立っていられれば防衛も間違いないだろう。そしてまたボクシング人気も盛り下がっていく。

 
 次の対戦相手だが、何も調べていないので分からないが、挑戦者は亀田側が選べるのだろうか?それだったら年末の特番として、勝ち試合を放送できる可能性が高い。もし、指名試合だとしたら、大変だろうが。

 
 亀田側としては、今後の戦い方の工夫が必要である。上手い相手では、試合にならないことが分かったはずである。また、連打のあと顎が上がるという欠点も見せていた。この辺りの修正をして行かなければ、この先名前だけで終わってしまう。


 TBSも、この先のことを考えて手を打っておく必要がある。2男は、世界は無理そうなので、3男に掛けるか。筋書きとしては、「兄貴を破った世界王者に仇討ちだ。」で決定。