日頃常々思うことは、ひっそりと生きて行きたいということである。
人生が70年あれば、その間有名になることも無く、いつか灰になって風がどこかに吹き飛ばされるような生き方を願ってきた。
それでも生活があるためそんな事は言っておられず、また人付き合いをすればおのずと関係も出来始めそんな事は言っていられない状況になってしまう。
そして否応無く人前に引っ張り出され、何かをしゃべる羽目になってしまうのである。
ひっそりと生きたいと願っている自分が、人前でしゃべり人の面倒を見る。正に正反対の暮らしをして生きている。それが現実。
というような事を書くこのblogはそれではひっそりと生きることに反しているような気がするが、このようなblogこそひっそりっと生きていくのに欠かせない道具だと思う。
まず顔を見せる必要が無い。さらに匿名である。何を書いても誰から非難されようとも最低限のモラルを守れば発言が出来る。これほど理に適ったものは無い。
これは、ひっそりと生きる人にとっての日記なのである。
そういう反面、誰かに注目されたいという人も大いに利用できる道具なのは間違いない。そういう人は大いに利用すればよろしい。
日々記録されるblogの歴史にきっと色々な考えの人が記録を残しているのだなと思う。
こうして日々、ひっそりと書き続ける自分が存在するのである。
