今話題のこと


老いと子供に関して。

 昨日のTVで認知症の高齢者の車の運転問題を放送していた。それは、高齢者の交通事故に関しての話題だったのだが、どうしても運転する理由として、車が無ければ買い物にも行けず、病院にも行けないという事実であった。

 一度都会を離れれば、田舎は、老いた者に対してそれ程優しくは無い。自給自足ならまだしも、病気を患いそれがままならないとしたら自分で物を買いに行く必要がある。それで無いと生きて行けない。

 昔なら、同居人が居て老後の面倒を見たり、それが無ければ地域の共同体に面倒を見られそれが無ければ、その時点で死んでいったものだと思う。今のように長生きは出来なかったと思う。

 しかし、時代が変り、病気は治療をすればある程度生活できる程度に改善されるようになり長生きできるようになった結果、色々な問題が発生してきた。更に今後団塊の世代が老後を迎える事で、この事は大問題になる事は明らかである。

 全ての人の老後がばら色だとは言えない。極端に言えば、老後苦しい生活を送らなければならない人が今以上に増えるということである。

 
 老いと反対に、子供の話題。
 昨今児童虐待のニュースが多い。これは児童虐待に関する法律ができ、医療機関の警察への通報義務化や色々な事件の報道により、児童相談所の責任が追及された結果、業務が改善された結果だと思う。

 結果的に虐待されてしまった後なので、その虐待された子供を救う事が出来ないのだが、それを行わないようにするための歯止めになる事は事実である。
しかし、親の躾と児童虐待の境界がどこにあるかが曖昧なまま判断するのは非常に難しいだろう。

 老人と子供、両方にとって良い社会を作ることは難しいことなのだろうかと考えてしまう出来事ではある。