乳糖不耐症

余ってしまった牛乳を、廃棄処分するというニュースを見て聞いて。一番、先に来るのが「もったいない」という言葉である。

 その廃棄された、牛乳のために、生産者の労力、飼料などの資材がどれ程掛かったかと思うとやりきれなさを覚える。

 そして自分のことで恐縮だが、18の頃から、牛乳を飲むと下痢をするようになってしまった。その頃は、牛乳好きで1リットルの紙パックを1本一度に飲み干すほどだったからたまらない。汚い話で申し訳ないが、そのままストレートに下から全てが排泄される状態になった。

 その原因が、表題の「乳糖不耐症」であった。
簡単に言うと、牛乳成分に含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素が不足しているため、乳糖が分解されず腸内で水分が吸収されずに下痢を引き起こす症状です。

 自分がその頃読んだものには後天的にラクターゼが減少するためとと理解していました。(当然先天的に不足している人もいる)

 しかし、今回のネットで調べてみるとこのように腸内細菌の働きによるものという解説もあります。
 これによると、若いうちから繰り返し飲むことで乳糖を分解する腸内細菌が増加することで乳糖を分解することができるようなので下痢を恐れず飲むことが必要だということがわかりました。
 しかし、二度、三度経験してしまうと、その後牛乳を飲むことが怖くなり、牛乳を飲むことを避けてしまい、その結果、少しでも飲むと下痢をしてしまう結果になるのでしょう。
 これは、牛乳生産者にとって大問題なことで、この辺りのPRは必要でないでしょうか?