東京V vs 札幌 CS

夜7時 帰宅。そのまま食事を取らずにTV観戦。

 すると、衝撃的な情報。フッキ選手、足の怪我で欠場。練習中に痛めたらしい。
 今日の試合、誰が点を取るのかという疑問が頭の中に。目ぼしい選手は、砂川選手、かろうじて石井選手くらい。殆ど中山選手のことは、頭に無かった。きっと大多数の人は、そう思ったのではないだろうか?

 そして、試合前の気温は27度位で、湿度60%以上などと、アナウンサーは、札幌に不利と何度言ったことか。確かにそうと自分も思いました。正直なところ。しかし、東京Vも条件は同じようでした。きっと前節の山形戦で相当タフな戦いをしたに違いない。試合開始早々は動いていた選手も、前半半ばに動きが止まっていました。それに比べ、何時ものawayの札幌らしくなく、結構みんな動いていました。前節出場停止の芳賀選手などは、何時もの倍動いていたように見えました。

 そして、前節のゴールが、何となくスルーされた中山選手が、前半、CKからのヘディングゴールを見事決めてくれました。東京Vに上背が無い選手が多いせいか、中山選手に競る選手がいなく、見事に頭一つ抜け出していました。

 FWは、点を取って何ぼ。いくらトラップが下手で、タイミング悪くジャンプしようとも、相手にボールを渡そうが、無駄に前線を走り回っていようとも、得点を入れればそれでよし。点を取らないから目立つだけであって、得点を入れれば合格である。

 しかし、そこですんなり行かない所が、札幌スタイル。前半終了間際に、東京Vに同点ゴール。これは相手を誉めるしかないが、GKの高原選手、反対側に反応しているのはいただけなかった。あそこを止めていれば、正GKの座も手中にしたかもしれない。この試合、ドームの悪夢を忘れ無難に守った点は評価。

 後半、結構動いていた西谷選手に代わり、和波選手。西谷選手は、故障か?電池切れか?

 試合は、一進一退。まだ、東京Vのマルクス選手などが、チームにフィットしていないためか、フィニッシュが悪い。この辺り入れ替わりの激しいチームの宿命。後半、上手く回りだせば怖い存在になるのは間違いない。

 そして、大塚選手の、100本打って1本入るかの、ミドルが豪快に決まる。本当にミラクル。至近距離でもあれだけ外しても、打てばいつかは決まるもの。それが今日決まったという所か。あれだけ試合前に誰が点を取れるのか心配したのに、取れるときは取れるものである。

 このあと、相手が猛攻を仕掛けてくるが、攻めがちぐはぐで、ミスもしてくれる。それで相手が輪をかけてあせってしまったように見えた。札幌は、引きこもり相手の猛攻をしのぐだけなので、何時同点にされてもおかしくなかった。しかし見事耐え切り。試合終了。1−2の勝利。

 最後、カウンターで、点を取れなかったのは残念。あと、引きこもり、耐えてボールが自分たちのものになったのに、前線でキープできなかった点が課題。本当に強いチームは、あそこでボールを回し、相手陣内に相手を一端下げさせなければ、攻撃される一方になってしまう。そこら辺りの時間の使い方が上手くいけるようになれば、草津戦のようなことにはならないはず。

 でも、awayで目の上の敵を叩いての勝利は大きい。次節湘南戦を、上手く勝ちきればまたチームが成長する予感。