夫婦は何時までも他人

きっと世の中の大部分の夫婦がそう思っていると思うのだが、そうでは無いだろうか。
 
 それでも一時他人ではないと誤解した時期が必ずあったと思う。それがあったらこそ夫婦となったに違いないからである。しかし、その感情も何時か覚める時が来る。

 きっと何時までも他人だから、何時までも恋人同士のように居られるし、何時でもまた別な人生を送れることもできるのだろう。

 夫婦関係と同じようで同じでないのが、親子関係である。こちらのほうは好むと好まざるとに関わらず何時までも親子である。親にとって子供は、何時までも保護すべき対象であり、何時までも甘えられる存在でもある。

 しかし、この辺りの関係は少し特殊である。血の繋がりを信じていても、それを裏切ることがあり、裏切られることがある。それがどのような形で存在するにしても、普通一般は、親子とは特殊な関係である。そしてその上或いは下に夫婦関係が存在するのだろう。

 何故こんなことを書くかというと、人が多く集まるところに最近出掛けたからかもしれないと思う。
 それにしても、世の中に色々な夫婦が居ると思う。そこに集まる中の多くの夫婦にもそれぞれ自分たちの歴史があり、見た目には分からない愛憎が存在するのだろう。それが自分の勝手な想像にしても。
 
 連休も終わりに近づき性も無いことを考えてしまう。