羯諦

昨日、お通夜に行った。その時のお経が「般若心経」で、席にそのお経が書かれた冊子があり、それを参加者が僧侶の読経に合わせ一緒に読み上げてくださいということらしかった。

 自分は、仏教徒ではないので、「般若心経」を読む機会は無く。初めて読むに等しいものだった。漢字ばかりのお経の意味は殆ど分からなかったが、その中で、興味の引かれた言葉が一つあった。

 それは、「羯諦(ぎゃあてい)」であった。

 そこで、家に帰り早速、その言葉をネットで検索してみた。

 その言葉の発声がユニークな「ぎゃあてい」は、
 
 羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 (Wikipedia)というところに使われている。

 羯諦は、行くという意味らしい。どこへ行くかと言うと「波羅」=彼岸であると言うことらしい。ただし、最後の分は悟りの言葉であり、悟りを得てないものは訳せない言葉らしい。このあたりを良く分かっていない自分が書くのも気が引ける。
 

 自分は、世俗にまみれ、とても解脱などできそうに無く煩悩の塊である。

 般若心経の最初の方に、

 照見五蘊皆空。度一切苦厄。

 照見五蘊皆空となれば、一切の苦から逃れられるとあります。このあたりの解釈も色々ありそうです。

 厳しい修行で得られるものなのか、それとも何か秘伝でもあるのか。何やら興味をそそられるところです。

 お経を唱えるだけで、全てが救われるということは無いと思うのですが、何やら「空」こそ解脱の鍵かもしれません。

 以上、少し気になった言葉として記しておきます。