大阪長居で行われた試合。CSで見ました。
都並監督が首を切られ、監督不在のC大阪。モチベーションが下がるか上がるか、札幌にとって少し不安な状況である。
そんな中、C大阪の怒涛の攻撃が前半開始から始まる。全員が走り全員が前後ろと動き札幌にボールを与えない。
そして、すばやいパス交換から札幌ゴールに迫り、札幌にとってヒヤヒヤの時間が経過する。
本当にC大阪は若くなった。平均年齢から言うと札幌より若くなってしまった。このあたりチームをまとめる役目のベテランが必要だろうが、それが無いためか若さでゴリゴリ攻めるだけで緩急が無い。それでもその勢いは恐怖だが、足が止まってしまえば勢いも止まってしまう。
ここにゲームをメイクできる選手が居れば結果も違っただろう。今日のゲームメイクは１７歳の柿谷選手であった。確かに素晴らしいセンスだが、チームを動かしきるまでは行っていない。
ジックリこの選手を育てればと思うが、それまで掛ける時間が無いかもしれない。他にも才能にあふれた選手が居るのだから育てようによっては楽しみが多いかもしれない。
それも、札幌にとっては来年まで待ってもらいたい。
しかし、前半の札幌と後半の札幌は、別のチームであった。これが札幌の本質を現している。相手にスピードがあれば、守備はズタズタにされるが、相手が少し遅攻に来たり、放り込みに来ると滅法強い。それが今の札幌である。
今は見ているのは楽しい。勝つことは見ているものを喜ばせる。しかし、このチームがJ1に上がった時勝てるチームに成っているかというと疑問である。今のままではJ1では勝てないと思う。それが成長して勝つチームに生まれ変わって欲しい。
そして試合は、後半を支配した札幌が、中山選手のゴールの１点を守りきり勝利。経の勝利は、ゴールポストとバーが札幌の味方をしてくれた。
それも運。
もし負けたC大阪が、自分たちが負けるべくして負けたことを納得しなければ勝利の女神は次も味方してくれないだろう。もし、それが自分たちの実力だと思い次に向かうなら本当に怖いチームに成ると思う。
その前に見た、山形と東京Vの戦いも好ゲームだった。両チームとも強い。実力なら札幌より確実に上である。それでも札幌が首位に立つと言う不思議。それもサッカーと言うゲームの面白さだろう。
