今日の話題は、やはりこれだろう。だからといって国民の大多数がこれを知っているかと言うと、およそ半分は知らないか知っていたとしても無関心では無いだろうか?
何が大切で、何が大切ではないか、それを知らずして世の中は動いていく。その流れに身を任せ、どうでもいいやと考えている人が多いはずである。
この国民投票法案は、憲法改正のための目的に限定されるものである。しかし、今後、国の大事な方針を決める上で国民投票と言うものが出来る可能性が出来たと言うところは大いに賛成である。
今までの歴史の中で、世論を無視し政治家や政党が独断で決定してきたことが多数ある。消費税しかり、古くは日米安保条約である。と言いながら、その時の国民の意思がどこにあったか知らないが、消費税などは、国民投票を行っていれば施行された皮から無い法律である。もし消費税の導入が遅れていたら、国の財政は破綻したかもしれないし、もっと早く国の予算の見直しが出来ていたかもしれない。
しかし、消費税自体も国の財政が破綻すればいつでも税率をアップできると言う打ち出の小槌を国が手に入れたようなものである。役人と金持ちの懐は左程痛まない仕組みを作ったといっても良い。
でも、今回の国民投票は、憲法改正に関してのみ行われる。これで、安倍総理も歴史に名を残したかもしれない。父が名も残さずに消えていった歴史を子が成し遂げたといってよいかもしれない。
憲法9条の問題も、自分の意思とは別に国民の意思が9条を変えたいというなら変えても仕方が無いと思っている。国民の3分の2の意思である。というのはそれに従うことが憲法に定められているからである。それもまた日本国憲法の定めである。
しかし、自分は憲法改正には反対しようと思う。それも国民の意思表示である。もし大多数の国民が、日本国憲法の改正に反対だとしたら、もうそれは憲法が日本国民のものだと言う証である。今まで、アメリカに押し付けられたと言う改憲論者の論法は通用しなくなる。これはまさに国民が決めた憲法となるからである。
国民一人一人に考える時間がある。自分が望む日本を作るためにはどうしたらよいのか考えるのには良いチャンスでは無いだろうか。