世の中平和だった。

戦後60年以上平和だったつけが表出しただけなのかもしれません。社保庁からミートホープ、更にそれ以前の不二家更にそれ以前の耐震偽装などなど、ここ最近不正の表面化は後を絶ちません。

 きっとこれも世の中平和で、自分達の利益を追求する余り、その対象である消費者の存在を忘れてしまったからとしか考えられません。
 もし、このように不正がどんどん暴かれていくようだとすると、日本の企業の信頼そのものも失ってしまうかもしれません。

 平和の落とし穴というのも意外なところに出てくるものだなと感じます。自分自身もその平和の中にどっぷりとつかり、多少の不正には目を瞑ってきたところもあることを否定はできません。それが大人のやり方だということを言い聞かせてきたところもあります。

 しかし、そうすることで自分のモラルの水準を下げてきたのだと思います。そりゃそうです。一度下げた判断を人によって使い分けることは非常に難しい。下げた評価基準をそのつど変えていたら、却ってあの人は優柔不断或いは人によって判断基準を変える人と評価を下げられるからです。
 
 そうなることを怖れる自分が居るわけです。

 その結果が、この日本なのかもしれません。

 今後、日本の中の信頼関係を回復するには、一度基準を厳しいところに戻す必要があります。急な規則の変更は、不平不満をもたれるでしょうが、それが信頼回復の第一歩だと思います。

 その範を示すためにも、是非政治家の皆さんここは襟を正し、不正な政治資金や不正介入、不正蓄財などを全て明らかにして欲しいものです。政治家の皆さんが率先して行ってくれれば国民も納得してくれると思います。

 如何でしょう?参議院選挙の前に是非。民主党さんもし自民党より率先して行動すれば参議院選挙は大勝だと思いますよ。ただ、不正を行っている人が多数出た場合は無理ですけど。