夕張マラソン

財政破綻を受け、財政再建に努力している夕張市。つい最近も、市職員の早期退職、超過勤務の手当て不払いなど色々な問題が出てきている。
 住民サービスと財政赤字の狭間で揺れ動く市の舵取りが本当に再生の道に向かっているのかきっと不安に思っていることだろう。

 北海道には、そう言った自治体がまだ表面化していないだけでまだ多く存在するはずである。また、夕張のように大規模な観光施設ではないけれども、余り利用されていない箱物が数多く存在する。それが潜在的な赤字を増やす原因ともなっている。そして、それらのものを如何に町おこしに利用し、市町村の財政に役立てるか頭を悩ましていることだろう。

 また夕張に戻るが、夕張はまだネームバリューがあるため、色々なところが話題づくりに手を貸してくれる。もし、これが第2、第3の出来事で、更に自治体としての知名度が無ければこれ程の支援は受けられないはずである。さらに今後もこういった自治体が増えればそれなりにニュースバリューも減り、見向きもされなかっただろう。

 そういった意味では、夕張は、財政再建団体の見本となる存在である。だから少しでも良いお手本となって欲しいと考えるのは皆同じである。

 そこで自分も、何かの手助けになるならと考え8月19日のマラソン大会にエントリーした、自分が参加すること自体で何も役には立たないと思うのだが、賑やかし役ぐらいにはなるだろう。しかし、この大会申し込み先着順で参加人数が制限されると言うので、もしかしたら参加できない可能性があるが、それはその時。応援に出かけるだけでも良いかもしれない。

 8月末頃は、北海道もお盆が終わり、秋風が吹く頃である。丁度過ごし易いと思われる。これを読んでいる皆さんも、もし時間が有るなら応援に夕張に訪れては如何だろう。