スウェーデンの取り組み

昨日の夜、BSで放送があった環境問題の特集で、スウェーデンの環境の取り組みが放送されていた。
 早くから環境問題に取り組んでいたスウェーデンは、日本より遥かに進んだ取り組みを行っていた。成長の早い柳を上、燃料にし、汚泥や生ごみからメタンガスを作るといった方法である。農家も、柳を栽培する事で一定の収入を得るようになっていた。

 これこそ北海道の生きる道ではないだろうかと思った。近年の北海道は、辺鄙な土地では離農が進み、休耕田は荒れ始めている。それを利用しない手は無い。

 更に、牛、馬、豚、鳥、などの多くの動物を生産している農家があり環境は整っているからである。家畜の糞からメタンガスを取り出す試みは既に行われているが、国を挙げての大事業ではない。更に、コスト的にまだ化石燃料の比ではないことは明らかであるが、化石燃料が枯渇しいざという時のためにこれらの事を始めようとしても、一朝一夕でできることではなく、長年のノウハウの積み重ねが必要なことばかりである。是非、北海道が、国がこのような大々的な取り組みをして欲しいものだと思った。

 しかし、そのような取り組みをしているスウェーデンでさえ、発電量の6割は原子力発電に頼っているということである。やはり道のりは遠いと思わざるを得ない。
 しかし、進まなければ何百年後の日本は無いかもしれない。とりあえずやってみる事が大切だと思う。