ヤクルトの件

ヤクルトは、容量が少ないと自分で思っているのだが、人それぞれの感じ方がある。更にヤクルトレディという昔の生命保険のおばちゃんのような存在がこの企業の肝である。
 地縁血縁で利用している人も多いはずである。それが悪いといっているわけでなく、上手いやり方である。

 そして今回の、「生活の知恵」的な事件。売れ残りを回収し他にまわすやり方は、本当におばさん的発想である。


---2007年05月14日07時31分(asahi.comから引用)

 乳酸菌飲料最大手「ヤクルト本社」(東京都港区)の販売子会社が昨年7〜10月、いったん食料品店などの店頭に並べられ、売れ残って賞味期限が迫った飲料や食品を回収し、短期間で大量に売れる別の取引先に再び納品していたことが分かった。子会社内で「再利用」「使い回し」などと呼ばれて一部でルール化されていたが、再納品先には説明していなかった。ヤクルト本社は「賞味期限内とはいえ、一度販売会社の手を離れたものを回収して再び売るのは鮮度管理上、適切ではなかった」として、こうした販売をしないように子会社を指導した。


 本当は良いことだと思う。資源を無駄にすることを防いだということになるからである。ただし、何処かの店頭に並んでいた場合、その保管状況が不明であったと言う点である。その辺りのルールをしっかりすればとは思う。

 リサイクルは素晴らしいことである。更にその効率化が図られる金属ゴミの買い取り価格の上昇は、資源リサイクルに役立つはずである。更に言えば、今の暮らしが良くこんなに資源を無駄に消費しているのかと言うことが分かる。

 影でやらず堂々とこういう仕組みを変えていく試みが却って必要になるのではないかと思う。
 世界中の人がどんどん豊かになり地球の資源を奪い合うことになれば、今のような贅沢な暮らしが出来なくなることを私たちも気付く時期に来ているはず。