年金

どうやら予想通り、自民党および野党もあわせ、年金問題に湯水のようにお金を使うらしい。確かに、もらえない人や受給金額が少ない人にとって問題なのはわかる。しかし、その解決のためにそれ以上の金額を税金で使うことのおろかさを笑うだけである。

 まあ普通なら、社会保険庁は破産申請を出し、受給者に対しいくばくかの債務を支払って終わりということだろう。これだけ税金を投入するのなら、一層のこと年金も税金でまかなうように法律を変えたらどうだろう。

 税金を納めることで、年金の受給資格を得る。皆さん一率の金額をもらうことにすればと思うが、共済年金と、国民年金の負担者の受給金額が大幅に違うのでそれなりの反対はあるのは間違いない。

 それにしても安倍政権も、普段ならこんなにあわてないのだろうけれど、参院選挙で惨敗を喫すれば間違いなく退陣だろうから、なりふり構っていられないという心境なのだろう。

 それにしても、年金、今後も受給資格を得る年齢がどんどん上がっていくようなので、この時点で年金制度はもはや破綻しているといってよい。何故なら1歳上がることによって受給せずにお亡くなりになる人が指数関数的に増えていくわけである。
 男性の平均寿命まで受給年齢を上がることになるんじゃない。
 そうなれば、今よりもっと支払う人がもっと減り、年金制度は崩壊する。今話題の団塊の世代くらいまでが美味しい思いをするんではなかろうか。

 やはりここは、これを契機として年金の原資は税金でというのが真っ当な政治家の考えることだと思うが、そんな政治家は、日本には存在しない。