食の安全

ミートホープの従業員は全員解雇らしい。確かに偽装の年月を考えるなら会社そのものの存続は厳しいのは間違いない。それも承知だが、この事業を買い受けるところが北海道に無いらしい。それも非常に残念である。

 地場産業としての、豚、牛などの飼育は北海道の主要な産業である。この事件北海道産食肉のブランドイメージを損ねたとともに、今後の食肉産業の行く末を案じさせるものとなった。

 それにしても、ワイドショー、あのインタビューは何時もながら酷い。年金のあの大騒ぎは何だったんだというくらいの勢いである。ニュースは消費される。

 それにしても、消費者も考える必要は当然ある。安かろう悪かろうは当然のことと学習していなければならない。もし良い肉が本当に半額ならそれは賢い消費者。しかし、それが日常的に行われていたら、肉屋の経営は成り立たない。
 それが少しでも判っていたら、今回の事件はおきなかったかもしれない。

 しかし、農水省も今回の事件を反省に、正直な食品の表示を寄り一層進めて欲しい。それが信頼回復の一助になると思う。

 それにしても、加工された食肉は何が入っているか判らないということだけは了解した。だって肉の原型をとどめていなければ判断しようが無い。更に味も味付けしてあれば味覚で判断しようが無い。まあそれを理解してそれを買うか判断することが消費者に求められているのは間違いない。
 
 食の安全というのは本当に難しい。