札幌 vs 鳥栖

試合開始前は、晴れ間も除く厚別競技場。厚別特有の風が何時にもまして強く吹く。

 試合前半は、風上にエンドをとる鳥栖の攻勢で始まった。札幌ディフェンスラインの裏を目掛けて鳥栖がボールを入れてくる。そして鳥栖のツートップが進入してくるのを中々止めることができなくシュートを打たれてしまう。何度もあった決定機を尽く外してくれる。

 札幌の攻めは中々上手く機能しない。水曜日の仙台戦の影響があるのか、選手全員の動きが悪く上手くボールを運ぶことができない。

 しかしそれでも先制したのは札幌。CKのチャンスの際、ペナルティエリア内で曽田選手が倒されPKのチャンスを得る。それをしっかり西谷選手が決める。

 あれだけ攻められても得点は札幌という、それもゲームの彩か。

 後半も、動きが良いのは、鳥栖の選手。しかし、それでも札幌にもチャンスは来るが中々決まらない。何やら雲行きも怪しくなり空一面雲に覆われた時だった。
 鳥栖のカウンターから、ペナルティエリア内で曽田選手が相手を倒してしまう。

 今度はしっかり決められ、1−1。

 その後、札幌も何度か攻めあがるが、やはり体の動きは悪いのは明らか。そのままゲームは終わる。

 仙台戦の勝利の勝ちが半減してしまった。中々下位に勝ちきれないのは、本当に痛い。これが後半戦のタラレバに成らなければと思う。