レラ

寒い日が続いています。今日も道路は濡れた路面が凍結し、車のタイヤで磨かれるため路面はつるつるです。

 昨日は、レラカムイの試合を見に行ってきました。レラカムイは今年できたバスケットボールのチームです。今年できたばかりにしては中々検討しており、開幕当時は、上位グループにいたのですが、ここしばらくは負けが続き下位グループにいます。

 昨日の札幌市内は、気温が低いため路面はところどころアイスバーンで、のろのろ運転でようやく会場の月寒アルファコートドーム 、昔の産業共進会場に到着しました。
 試合開始の1時間前に到着したのですが、開幕の時に来たときは駐車場が車で埋まっていたのですが、今日は、殆ど車が止まっていない状況です。余裕で場内に入ることができたのですが、プロスポーツの厳しさを感じさせました。

 試合は、101−93 でアイシンOSG東三河を下しました。前半は、相手にリードされたのですが、第3ピリオドからレラが巻き返し、勝利することができました。

 会場の入りは2千人程で、日ハム、コンサと比較すれば寂しい数字です。しかし、他のスーパーリーグの試合会場では、千人程度の観客が普通ですからまだ検討しているといっても良いでしょう。

 日ハムは、去年は日本シリーズ優勝、今年はリーグ優勝と結果を出しているため、毎回ドームを満員にしています。コンサドーレも、J1に行ったこともあり、コアなフアンは一万人程度は確保していますから、厚別で8千、ドームでは1万2千以上の入場者があります。
 それと比較すると、まず今年できたばかりであること、スーパーリーグの認知度が低いこと、TVで放映されるような試合は殆ど無いという状況で、それもBS或いはCSで放送されるくらいである。
 これは、同じ室内球技であるバレーボールと比較すると協会の運営の手腕の違いと言って良いと思われます。方や民放と組み世界大会を次々と開き、結果はいまいちですがそれなりに視聴率を上げているのと比べ、バスケは、世界大会の赤字で内部分裂状態、更にスーパーリーグの他にBJリーグというプロのリーグがあるという状況は、人気を盛り上げるという面から見てマイナス効果しか生んでいないということに成ります。

 更に言えば、日本のレベルは世界から見て低く、そのプレー自体もNBAなどと比較すれば雲泥の差といえる。今回の試合でも、強力な外国人のセンターがゴール下で構えていれば、日本人選手ではそれを打ち破ることができず、どうしても外からのスリーに頼らざる終えないという試合展開になりがちである。そのスリーも中々決まらないと成れば中々試合は盛り上がらない。
 やはり見せる試合は、ゴール下の攻防である。それができる日本人選手が居ないのが現状である。

 バスケットボールは、子供の年代からのスポーツとしてみて競技人口はバレーボールよりも多い。そして子供の年代の選手たちはそれなりの技術もあり見るものを楽しませてくれる。それが中学、高校と上がるにつれ徐々に数を減らしていく。
 これは、子供の適正レベルの問題もあるが、プロスポーツとしてメジャーではないということも上げられるだろう。更に社会人のチームは少年時代の競技人口としては大変少なく、学校を卒業した後の行き場が無いということがある。

 この前の世界大会、日本は散々だったが、ここで人気を上げるとしたなら、やはり世界大会での活躍が必要だろう。そして中学、高校レベルで消えていく才能のある子を如何に引き止めるかということに成るだろう。
 後は、世界レベルの大会を国内で年に一度程度開き、そのレベルを知らしめると共に新たな観客を呼び寄せる必要がある。それは決して困難なことではない。
 何故なら、今の日本に自分自ら或いは子供を通してバスケを経験した人たちの数はものすごいものになるだろう。それは、小学生のミニバスケットの応援に来る家族と合わせて会場は満員になることは多い。それが各地区にあるのだから、北海道だけでも相当の数になるはずである。更に、中学、高校とバスケに何らかの縁がある人を合わせれば、札幌ドームでも満員にすることができるはずである。
 
 もう一つ言えば、中学、高校となるにつれて観客が少なくなる。中学高校は、教育の一環という意味合いもあり、観客が多く集まるようなお膳立てすることは無い。簡単に言えば応援の観客が行きにくいと言える。この年代から地域の住民が気軽に応援ができる環境を作るべきだろう。
 
 また長々と書いてしまったが、北海道発のプロスポーツチームとして活躍して欲しいし会場を満員にして欲しい。春夏秋は、野球、サッカーで冬はバスケとなれば一年中プロスポーツを楽しめるからである。更にそこから世界で活躍する選手が出てくればそれに越したことは無いからである。