最近親子関係の事件が目立つ。こういった事件が連続しておきると何やら増えたような感じがするが、そうでもない。昔からそういったことは度々起こり、それは少なからずの確率で起こっている。
全ての世の中の親子が絶えず殺しあっていたのなら、人類は滅びていたはずで、今まだ生き延びていると言うことは、多くないことの証明になるだろう。
しかし、ある一定の割合でそういったことが起こるのであるから、それを防ぐにはどうすればよいか。はっきり言ってしまえば、子離れ、親離れを早い時期からするべきだということである。
ある年齢に近づけば、強制的でも親と子は別れて暮らすべきである。それが自然とおたがいに距離を置くことになり、自然にある一定の距離を置くようになる。
それが自分の後を継ぐ長男だとしても、旅立たせるのは親の役目である。そうしなければいけないのだろう。
生まれながらに血のつながりがあるのは親子だけである。夫婦は他人である。それだからより近親増悪の感情が芽生えやすいともいえる。
いずれにしても上手く親子の間の距離を置くかと言うことは、親の世代が上手く子供たちに伝えるかが重要なのだ。