火曜日

今日の空は薄曇である。朝晩の冷え込みは、日中の暑さと比べれば信じられないくらいの気温差がある。昼夜の寒暖差が大きければ野菜も甘くおいしくなるらしいが、残念ながら北海道は、そろそろ苗植えが始まった頃である。

 
 北京オリンピック聖火リレーが今週末日本でも行われるが、一年前の今頃と比して信じられないほど別の意味で騒がしくなってきた。

 オリンピックが騒がれるのは珍しくは無いが、やはり政治的な思惑が原因で騒がれる場合は別な意味で物騒である。
 中国も今や世界の工場と化し、大国意識が国民の中に広まったせいもあるのか、国家に対する他国の干渉に関してきわめて敏感な国になってしまった。
 昔から、中国は、広大な領土を舞台に各国と渡り合ってきた歴史があるが、それがここにきて再度世界に名を覇す時が来たと国民も思っているのだろう。

 既に日本のようにある程度の生活を国民の大部分ができるようになってしまった今、それ程まとまった行動は起こりにくくなった。それ程意識や意見が多様化した社会になり、全体の意見が一つに纏まりにくくなってしまったせいでもある。

 オリンピックは、中止になることはないだろうが、今後このような中国国民の行動は、徐々に落ち着いていくだろう。さらに今後貧富の差が拡大し、多様な意見がさまざまなレベルで持ち上がり、その時々で抗議行動がおき始めたときが、中国の正念場ということになるだろう。
 今後、社会主義国家と違った形の共産資本主義国家が誕生することは間違いないだろう。それとも三国史のような国ができるのかその辺りをウオッチしていきたい。