世論調査の怪

空に一つも雲が無い。久しぶりに朝から快晴である。既に直射日光が当たる部分は熱を持っている。昨日降ったものすごい雨が嘘のようである。明け方会った水溜りもどんどん小さくなっていく。


 福田内閣の支持率の世論調査の結果が新聞各紙出揃った。今日の日テレのニュースで取り上げていたが、各紙ともばらばらで恐ろしい違いがある。

 世論調査は、統計学的なルールに則って行われる。日本全体の意思を表すには本当に小さな標本数で行われる。その数数千。日本の人口が1億2千万人としたら、一万分の一程度の規模で良いわけである。

 それで今回の結果であるが、粗の差は2倍弱。これは統計学的に言っても、世論調査の方法に有意差があると言える。
 それが統計の取り方であるのか、アトランダムに抽出すべき標本をそうしていないのか不明であるが、そもそも正しい世論調査をしていない可能性もある。
 更に良くある、恣意的な質問をして、その答えを更に恣意的に解釈するなどということは、世論を操作する常套手段として用いられるのは常識である。
 今回の結果は、新聞各社の思惑が出た世論調査ともいえる。

 しかし、世論調査と言う名のもとに行われている調査であるから、異なる結果が出た原因を新聞各社は調査すべきである。