考えたこと

澄んだ空が天空高く広がり、地平線近くに雲が下に溜まったように浮かんでいる。一時的に雨が降るという予報だが、それが起こるとは信じられない天気である。大型の台風15号が徐々に日本列島に進路を変えるようである。この台風も予想進路では、列島の太平洋側に沿って北上するようである。台風の被害に会われている地域の人には申し訳ないが、北海道に進路を取っていないということを聞いて一安心である。北海道は、中々台風の進路に当たることは無い、この季節安心して生活できる所である。もし来た場合はそれなりの勢力を持つので、被害も大きいものがある。以前の台風の被害で、支笏湖周辺の原生林などの樹木は軒並み倒木してしまったことを思い出す。あの時は、台風の風であんなにも簡単にあの巨木が倒れてしまうのかと思うくらいの被害であった。それにしても、もう9月後半で日本に来る台風の数が少ない。台風の被害に会わずに済むということは幸せなのだが、数が少なければ、来年は多いのだろうかと心配にさせる。多ければ多いでまた心配になるものなのだが。これも確率から言えば巣堤の範囲内に収まる事象なのだろうが、その範囲内で大きな変動を繰り返せばそれはそれなりにおかしい事になる。その変動の繰り返しが予想される範囲内に入っているかが問題なのだろう。更に変動といえば、アメリカの株価の変動もたいしたものである。一夜にして777ドルの下落というのも恐ろしいことである。ドルで書いてしまえばこの数字であるが、日本円にすれば、8万円の下落である。他所の国の出来事といえ、アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪を引くといわれた間柄である。誠にもってどうなるのかわからない。そんな日本の中で、麻生総理大臣の所信表明演説が国会であり、その話題が今朝のニュースであった。確かに政権政党の総理の所信が、野党に対する質問では本末転倒である。その姿は、一層のこと政権を投げ出し下野したらと思う。そこで野党に政権担当能力が無ければ改めて来年4月の任期解散の選挙で信を問うべきだろう。それが政治の王道だろうと思うがそうでもないらしい。このまま解散総選挙を行っても参議院は相変わらず野党の勢力が上なのだから、埒が明かないだろう。そんな事を考えながら一日が始まるのである。