はざ間

曇りがちではあるが朝日が地面に影を作っている。既に半袖では肌寒い。ここ数日は残暑といって良い日が続いた。今日も日中は夏日になるらしいが、既に朝晩の冷え込みは厳しくなってきている。秋分の日を境に日中の気温も下がるらしい。明日は、秋分の日で休日とあって、今のところ仕事に行くのは苦にならない。こう休みが多くては仕事にならないと考えている人もいるかもしれないが、やはり人間には休息が必要であり、それがなくてはいつかは故障してしまうだろう。その切り換えを上手く行っていけるかが生きかたのコツというものだろう。なりふり構わず生きてきて燃え尽きてしまった人を見るにつけ、そう生きるのもその人の本望だろうと思う。それとは反対に、適当に生きてしまう人を見るにつけそれで良いのかと思う。神様が、人類に与えたバランスというものだろう。事故米の件、中国製の牛乳が降って沸き、農林水産省を含め政府の対応が後手に廻っている。納入先、出荷先の情報ばかり出ているが、そろそろ製品に含まれる有害物質の濃度の結果が出ているだろう。その情報を速やかに流さなくては悪戯に製品回収だけ行われることに成ると共に、風評被害を生むことになる。例えば、有害物質がゼロに近ければそもそも直ぐに安全宣言を出すべきであるし、もし異常値が検出されたなら消費者が消費しないうちに回収する措置を取るべき問題である。何故公表しないのか疑問に思うところである。情報を公開しないことが更に信用不安を生むことになる。今回の騒動による被害は、明らかに食糧テロといってよい。一事業者が起こした、自分たちの利益出しのために、どれ程多くの人たちが不利益を蒙ったことであろうか。さらに今日自民党の総裁選が終わるらしいが、総裁候補の意見の違いは、まるでミニ選挙である。それぞれの候補者の意見が違い、政策も違う。政党の中にミニ政党が存在する趣である。これで総裁が決まったとして、意見の異なる総裁の下政策が果たして正しく遂行されるのであろうか甚だ疑問である。既に政党としての機能が消失していると言わざる得ない。更に、不気味なのは、幼児の殺害事件が増えていることである。これに会わせオレオレ詐欺の事件も増えている。こういった犯罪が野放しにされ、何百億ものお金がアンダーグランドの世界に流れ、犯罪を惹起させる資金を供給されていることが、このような世情不安を引き起こしていると思われる。もしこのような未解明の事件が続発すれば、一度鎖国をして、国民一人一人の身元調査をしなければならないのかもしれない。