ウィンターカップ

外は時々雪がちらつく。気温は低い。まさに冬本番である。この年末年始は、雪の予報である。 昨日まで、高校バスケットの最後の大会が終わった。北海道の高校は、残念ながら2回戦で男女とも敗れてしまった。 この時期、スカパーのJsportsで全試合の放送を行っている。全ての試合を見たわけではないが、女子は、確実にレベルアップしているように感じる。 その中で、日本代表を将来背負うだろう選手は、何と言っても、桜花学園渡嘉敷来夢選手だろう。あの身長で、ゴール下はもちろんのこと、スリー、フェィダウェイシュートを成功させた技巧は、将来性を感じる。大会は、疲労骨折という条件の中、見事な活躍を見せたといってよい。 女子は、スリーが非常に上手い。以前は身長差を埋めるべく背の低い選手が得意とするものだったが、センターの選手も外から打つ。ただし、余り外しすぎるとチームのリズムを崩すという諸刃の剣でもある。 その辺り、指導者としてどうやってバランスよく攻撃させるかということだろう。後、もう少し速攻のチームが見たかった。奪ってからゴールしたまで最短でパスを通し攻撃するチームである。 しかし、勝ち抜くにしたがってその辺り上手くブロックされるため難しくなるのだろう。そこまで強力なチームを作り上げることは3年では無理なことなのだろう。 更に女子は、社会人のチームが少なく、今後の進路から言えば、このまま高校卒業と同時に本格的な試合に出ることはなくなってしまうという状況が残念である。 男子は、今話題のセネガル人選手がいるチームが、4強のうち3校を占めた。まさしく日本の高校バスケは、長身の外国人選手が居れば勝ちあがれることを証明したのかもしれない。 色々な理由付けが行われている。外国人センターに対する経験を積むのに良い。日本人にはセンターは向かない。 この辺りバランスをどう工夫するかが、日本男子バスケットの将来を決める。  男子にも言えることだが、相手に走り負けない試合をすることが、身長差を埋める一つの方法である。今回、日本人選手だけの洛南が優勝したことは、その一つの証でもある。 スポーツは、やはり見るのも楽しいものだ。