そら

 雲が空の8割がたを占めている。特に北の空の雲が厚い。南と東の空は比較的雲が薄いのでその切れ間から朝日が差して外は明るい。

 街中の空を何時も見上げて思うのだが、空が狭い。道路際に立った建物は基より、空を縦横無尽に行きかう電線、電話線は、空を切り裂くようである。

 遮られた視界の先に大空が広がっている。それが普段見慣れたせいか圧迫感は左程無くなっている。

 

 今日は、3月最後の日である。4月を目前に控え何はともわれ慌しさが募る。何かに追われるように仕事をこなし一つが済めばまた一つ仕事が増えるの繰り返しである。仕事に終わりが無いのがつらい。怠けようにも怠けられないのが精神的につらいものがある。

 この前の土日は、走る事で何かを見つけようとしたが、結局何も見つからなかった。今日は、早起きをしたので走ろうと思ったが、新聞を読み出すとその気力も失せた。

 

 これは余りよくない精神状態であると思うが、まだそれを自覚できるだけ、健全なのかも知れない。

 

 まあ何とかなるさ。