札幌 vs 水戸

f:id:intol:20090704140032j:image

 今日は、水戸をホームに迎えた。そしてホームに3万人を集める日である。2階のテラスには出店が出て賑やかだった。大勢の人がコンコースを行き来するため歩きにくいことこの上ない。

 そして最終的には2万2千人が入ったスタジアムの中で試合が始まった。

 この久し振りの人数で札幌の選手は固くなったかもしれない。試合開始早々の水戸のキックからボールをつながれ吉原選手にシュートを蹴られあわやゴールかと思われたがゴールポストに救われる。

 

 そして大観衆の前で緊張したのは選手だけではなく審判も影響されたかもしれない。神経質な笛が続く、その中で西嶋選手が吉原選手を倒しイエローカードを貰う。これがこのゲームの綾だったかもしれない。ここでイエローを貰うプレーをする必要が無かったはず。

 そしてファール毎にブーイングするサポーターの声に更に曖昧な笛が続く。サポーターも冷静に見ないと、選手の精神に影響を及ぼす。そのためか選手の抗議が続く。そして前半水戸がゴール前に上げたボールを西嶋選手と高崎選手が競り合い2人が倒れたと同時に審判がPKのジェスチャー

 アホだ。

 あれは後ろから見ていると西嶋選手が相手を押したように見える。水戸の選手が上手く倒れたと思うが、これで試合が決まってしまった。

 その後は、一人少ない札幌が攻めるが、CKを得ても全然得点の匂いがしない。そしてそのまま試合が終了。

 あれだけDFが振られゴール前で右往左往しているようでは相手に得点を入れられるのは仕方ない。得点を取られれば得点を取れば良いだけの話である。

 しかし、得点が取れなければ、守れなければ試合には負けてしまう。やはりバランスである。攻めと守りのバランスが良くなければJ1では勝ちきれないのは、札幌が証明している。

 それなのに石崎監督は、何の手も打てない。何故控えにDFがいないのか理解できない。それでいないのなら育てなければならない。試合に出して育てるのも必要だろう。それが出来ないほど今の札幌のDFは役立たずなのだろうか。

 サイドバックで起用する、西選手やボランチで起用する上里選手、宮澤選手の守備は不安定で見ているのも辛い。

 2万2千の観客の前で、開始早々PKを与えその後良いところが無く敗れてしまった。帰る観客の落胆はドームに暗い影を落としているようだった。