快晴

 この空の青さがある朝は、一週間振りだろうか。しかし朝日の力強さと裏腹に非常に寒い。底冷えという表現がふさわしいほど空気が寒さを体に伝える。

 景気は相変わらず悲観的な見通しだが、実感として余り無い部分がある。ただ道内でも倒産が増えてきており、職を失う人が増え始めているのは、色々な会話から聞こえ始めている。
 一般の企業に勤めている人たちは、何時自分たちの会社がと不安で一杯と思われる。各言う自分もそのうちの一人であるのは間違いないところで、だから何やら気分がすっきりしないのだろう。

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読売オンライン(http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090514-OYT8T01081.htm)引用

 「さようなら」上司にメール 伊豆の国の一家4人死亡

伊豆の国市中、会社員杉村雄二さん(58)方で14日、杉村さんが首をつって死亡し、女性3人の遺体が見つかった事件で、3人の女性は杉村さんの妻・洋子さん(57)、長女・香代さん(26)、次女・麻希子さん(22)と判明した。大仁署は、杉村さんが3人を殺害した後自殺を図った無理心中とみて調べている。近所の人は、「明るい家族だったのに」とショックを受けていた。

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日経ネット(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090514AT1G1303K14052009.html)引用
 
 自殺、不況の影色濃く 「失業が原因」2割増、08年警察庁調べ

 2008年に全国で3万2000人余りに上った自殺者のうち、失業が原因だった人が前年より2割、生活苦が1割強増えたことが14日、警察庁のまとめで分かった。事業不振による自殺も増加。急激な景気悪化や企業の人員削減などが背景にあるとみられる。年齢別では依然、中高年層の割合が高いものの、30代が過去最多になった。

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自殺という関連で、2つの記事を引用したが、人間50を越える頃「壮年期鬱」に成る人が増える。
自分もその年代なのだが、残りの人生が目の前に迫り体の衰えを感じると共に、更に職場、家庭の問題によるストレスが増え始める時期に重なる。今までそういったストレスに耐えていた人たちも、残りの人生同じような悩みを抱えて生きていくよりもいっそ死んでしまいたいと思ってしまう気持ちは非常に理解できるところである。

前記の方も、一年前に心臓の手術を受けたという。人間体調に不安があると、心も不安定になってしまう。体も健康で仕事や家庭内のストレスを抱えていなければ自殺を考える事は無いわけで、そういう意味でも体力を保つという事は、自殺を予防する必須条件である。

 自分もそうなのだが、体を動かし汗をかくという事は、ストレス解消になる。しかし、それすらも億劫に成る時があるのも事実で、どうやって運動する動機を作り出すか悩みどころである。
 無理に義務的に運動を行い、それによってストレスを生み出しては本末転倒である。

 日常的に運動できる環境を作り出す事が大切だろう。しかし、その環境作りが色々なことで乱されることは良くあることで、現実は人間に優しくない。