政権移行準備期間

 台風一過の気持ちよい青空が上空に広がっている。外の気温も丁度良く爽やかな朝である。


 選挙から2日経ち、徐々に民主党の動きも活発化している。更にその間に自民党の動きも徐々に厭らしさを増している。最後の悪あがきと言うか何と言うか、日本の伝統の潔さが余り見られないのはどうしたものか。

 まだ、日本の政府自体は、自民党が暫定的に業務を行っている状況で政権移行は行われてはいない。

引用 日経ネット(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090902AT3S0101O01092009.html

「鳩山首相」16日指名 特別国会召集で合意
 政府・自民党と民主党は1日、新たな首相を選んで国会の構成を決める特別国会を16日に召集し、会期は19日までの4日間とすることで合意した。衆参両院での首相指名選挙は16日に実施し、民主党鳩山由紀夫代表が第93代、60人目の首相に選出される見通し。首相指名を受けて鳩山氏は直ちに閣僚人事に着手し、社民、国民新両党などとの連立政権を発足させる。

 鳩山氏は1日、記者団に「内閣発足までに1日くらいかかる可能性がある」と述べた。民主党岡田克也幹事長と直嶋正行政調会長は2日、河村建夫官房長官と会談し、政権引き継ぎを協議する。

 自民党の大島理森国会対策委員長は記者会見で、16日召集の理由を「今月下旬の国連総会や20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)には新首相、新内閣で行くのが国際的に当然のことだ」と語った。政府は当初、15日召集の方向で検討したが、皇室との日程調整の関係で1日ずらした。

 上記にあるように、16日に正式に民主党政権が発足するまでは、自民党がその間政府を運営する事になる。

 業務に引継ぎは、難しい所が多い。必要事項を全て聞いたと思っても抜ける事は良くあることで、相手から何時でも連絡してと言われても、頻繁に連絡する事は中々難しい。そうなればこちらで独自に考えて行動する事になるのだが、それがやはり間違いだという事は少なくない。それでも時間が経てば徐々に問題が少なくなるのだが、その期間混乱する事は多いだろう。

 民主党も衆議院で308議席といっても、殆どが新入生のようなもので、最初からバリバリ仕事が出来るものでもない。
 小泉チルドレンと呼ばれる自民党の新人議員が沢山誕生した時も、確か当時の武部幹事長の下で新人教育が行われたはずである。民主党もそういった機会を作るのだろうか。
 それにしても、最初から物事が上手く行かないのは分かっているが、この世界が不安定な時期に日本国内がごたごたしているのは余り良い事ではない。
 今後の失政については、マスコミはこぞって敵に回るだろう。それが彼らの使命だから。