札幌 vs 富山

 曇り空の厚別、11月にしては寒さは厳しくなかったやはり厚着をしていても足元から寒さが伝わる。

 試合は、札幌の攻勢から始まったがそれも最初だけ、札幌の選手は相変わらずミスが多く、目を覆うばかり。お互い中盤でボールをキープできないため、まるで中学生が体育の時間のサッカーのよう。見ていてこれ程つまらないものは無い。
 そして前半札幌の唯一のチャンスだったハファエル選手のヘディングシュートがゴールネットを揺すったが、これがオフサイドでノーゴール。これが決まっていたら札幌も落ち着いて試合を進められたのだろうが、中々得点が入らないため無理攻めで富山の壁を崩すことが出来な前半終了。

 後半開始早々、札幌ゴールラインのボールを西嶋選手がキーパーの高原選手にパス、それをキックミスで相手に渡してしまう、それを頭をこされゴールを決められる。高原選手のプレーはいただけない。ミスキックしても良い様に反対側に蹴るか真横に蹴るべきだろう。
 この後は、富山のほうが落ち着いて試合を進める。札幌のボールはグタグタ、ゴール前に運ぶも相手の捨て身のクリアーでシュートまでも行けない。何度か有ったCKも尽くGKに取られてしまう。その間札幌の隙をついてゴール前に攻めあがるが何とかシュートを防ぐ。どちらが格上か判らない。

 後半も残り20分頃から相手お足が止まり始め、札幌の交替選手がボールをキープしだすが、決定機にミスばかり、それでも札幌のボールからゴール前の混戦で石井選手が決めてやっと同点に追いつく。その後も何度か好機が有ったがそれも決められず、1−1で試合終了。

 胸スポンサーからニトリが降りるというニュースが試合前日に流れ、札幌の選手にも同様が有っただろう。それだからこそ強いところを見せなければ新しいスポンサーも付かないという思いが空回りしたのだろか、全く持ってJ1レベルに程遠い試合を見せられてしまった。
 寒さも相まって早く帰路に着きたいと思うような試合だった。

 来季のスポンサー料が減れば、コンサドーレの運営会社北海道フットボールクラブも今後のスポンサー探しに奔走しなければならない。
 もし大口のスポンサーが無ければチームの存続も怪しくなってくる。幾ら選手を雇いたくても金が無ければ話しにならない。監督、選手人事もこの先一挙に不透明になる。
 来季のために今季の所属選手を残すと言っていたが、相当なリストラが必要になる可能性がある。外国人籍の3人は、来季雇えない可能性も出てきた。

 この不景気は、J1、J2チームどこも皆同じだろう。J2の各チームは、どこも同じ状況だろう。サッカー選手にとって冬の時代が来たかもしれない。
 来季J1昇格の夢を見たいのだが、またジャガホッケの時代が来る可能性がある。