世も末なのか

 曇り、空一面均一な色に雲が掛かっている。夜中に雨が降ったようで路面は濡れているが、それ程激しく濡れてはいない。気温は、昨日同様暖かく感じる。

 
 酒井法子被告の判決が今日下される。TVでは法廷の入場券を得るために並ぶ人たちの姿を映していた。この姿を見ると日本は平和だと思う。きっとこの人たちは、日本で大災害が起こっても並んでいる人たちだと思う。

 今日のニュースの中で、酒井被告がこの先介護の仕事に就きたいという話から、介護業界の人がそんなに簡単な話ではないとTVのインタビューに答えていたが、やはり麻薬を使用してその後薬物依存から抜け出したかまだ判らない人に簡単に介護の現場に立ち入って欲しくないと言う気持ちはわかる。
 同様な事件を起こした小向さんが、実家に帰るという話から直ぐにストリップに出演と、芸能人の言葉に信頼性は殆ど無いことが実証されているので、酒井被告の話も、そのまま受け取る事は出来ないだろう。

 でも今日の判決で一応の区切りがついたことになる。今後色々な事件が起きる事で、酒井被告の起こした事件も徐々に話題に上ることは無くなるのだろう。それも時代の流れで良くもあり悪くもある。今度ニュースに出るときは良いニュースで取り上げられることを祈っている。

 後、気になるのは、ここ数週間の間で起きた女子大生殺人事件である。千葉の女性は、犯人と思われ男の写真が公開されたが、その映像で犯人が直ぐに見つかったという話は聞かないし、島根の女子大生は、首と胴体が切断され発見されたが、有力な手がかりが無いようだ。
 そして逃げ回っている整形男の市橋であるが、写真を公開されてもその後の行方がわからない。これだけニュースになっても判らないという事は、一般の人が昔と違ってTVを見る機会が減ったのではないだろうか。

 昔なら、TVで顔が大写しになれば観念して自首してきたのに、今ではそんな事は起きそうに無い。時たま、「TVの力」という番組を時たまやるが、あれで犯人が捕まったという話を聞く事が無い、TVの力も地も想像するほどないということだろう。

 しかし、このような事件が続けさまに起こり、難事件ほど解決できないとすれば警察の能力に徐々に疑問符が付き始めることになる。それに最近の警察官の不祥事は目白押しで、何ら一般の人間と変わらない犯罪率である。それ程、弱体化しているということである。
 今回政権が変わったのを機に警察の機構も変わることを期待したい。