コンビニ強盗

 昨日から断続的に雨が降っている。ゴールデンウィークとしては寂しい幕開けである。

 雨の他に、風も強く非常に寒さを感じる。休みだからと言って無理をすると体調を崩す原因ともなるので、今日が休みの人はおとなしくしているのも吉だろう。仕事の人は昨日の休みと週末が連休となるので、それを目指し仕事に頑張るしか無い。

 最近というか四六時中起こる事件の一つとして「コンビニ強盗」がある。奪う現金は極めて少なく、店内に防犯カメラがあるため犯行がビデオで取られるというように割りに合わない犯罪だと思うが、何故か一向に減らない。

 その一つに店側の色々な問題がある。一つは、少額の現金よりも店員のケガが心配であること。下手に抵抗して怪我或いは殺されるようなことが起きた場合、その後の処理が大変だと言う考えがある。

 更に何らかの保険に加入しているのでその際の補償があるため、店員に抵抗するなと言っている処もあるようだ。

 そのため、強盗犯もその後の逮捕されたと言うニュースを左程聞かないため犯行に及びやすいのだろう。

 

 また警察も、少額の強盗で、傷害事件でも発生していない限り大捜索網を敷く訳には行かず、直ぐの逮捕は難しいだろう。

 それが積み重なり、比較的少額の現金を得るために気軽にコンビニ強盗に及ぶのだろう。

 

 しかし、それも程度で、簡単に強盗ができる環境があるならそれを模倣した犯罪が次々と起こるようになるし、成功率が高ければ犯罪をしようと考える人間を増加させることにも繋がる。またその後の重大犯罪を引き起こすきっかけになる可能性がある。

 

 やはり今後、この様な犯罪を無くすには、店側の協力も必要だろう。アメリカのようにレジが檻のような所にあるのも、商売としては余りよろしくない。今スーパなどは、レジの現金入れが開かない構造のものが置かれるように成っているが、今後コンビニにもそのようなレジの導入が必要に成るだろう。

 

 更に、防犯カメラも管理の大変さから、所によっては常時写されていないところもあるようだが、最近のWEBカメラなどを利用すれば安価にシステムを構築することができるように成っている。

 

 また例えば、非常ボタンを押せば自動的に犯人の体にカラーの液体が掛かるようなシステムを導入するのはどうだろう。

 間違ってそのボタンを押して普通の客に掛からないように安全システムが必要だが、そういったシステムを導入することで犯罪を未然に防ぐことは、治安の維持のために必要だろう。