タバコ

 晴れ、秋晴れがここ数日続いている。明日は崩れるという予報である。気温は低い。

引用 北海道新聞http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/253688.html) 

吸う? やめる? たばこ値上げ 1箱「400円時代」に(10/01 10:27)

居酒屋で一服する愛煙家。1日の値上げで、喫煙本数を減らす「減煙派」も増えそうだ=30日、札幌市中央区

 たばこ価格が1日、20本1箱「400円時代」に突入した。大半の銘柄で1箱110~140円と、前例のない大幅な値上げだ。喫煙を続けるか、禁煙の好機にするか-。ここ数カ月、顔を合わせるたびに「どうしますか」と話し合ってきた愛煙家たちは値上げ前日の30日、それぞれの“決意”を胸に紫煙をくゆらせた。

 昨日からタバコが値上がりした。外国では、一箱1000円程度する高級嗜好品であるが、日本ではまだまだ安い。

 

 これを機に禁煙をする喫煙者も増えると予想されているが、永年の習慣は簡単に治すことは難しい。

 しかし、昨今の健康食品ブームからいって中高年の健康志向は見事というしか無い。朝早くから駆け足でウォーキングを行い、日中は、スポーツジムそして毎食後に健康食品というように健康維持に余念が無い。そういう人達は、健康になるという強い信念のもとタバコを吸う率は低い。

 喫煙者が全て悪いというわけではない。煙草による効能も少しはあるだろう。他人に迷惑を掛けない範囲で喫煙するのは構わないと思う。それが出来れば世の中平気なのだが、その喫煙者の中の数割のマナーが問題と成る。

 路上喫煙は言うまでもなくその後の吸殻を道に捨てる。くわえタバコ、歩きながらの喫煙などは近くを歩く人間にとって迷惑そのものでしか無い。この値上げを機に喫煙者が減ることは非喫煙者にとって喜ばしいことである。

 喫煙の害で話題に成るのが、やはり肺がんなどの病気の要因に成ることである。しかし、全ての喫煙者が肺がんに成ることはない。更に長生きしている老人の中に喫煙者が居ることで更に問題を複雑化させる。

 多くの人間が煙草による害で死んだとしても、高齢者に喫煙者が居れば、それ見たことかと喫煙者が喜ぶが、それは間違いで運良くその人は生きてこられただけである。

 その適格者に自分も成れると信じ喫煙者はタバコを吸い続けるのである。しかし、その適格者に慣れる確率は非常に低い。

 人間の健康を害するのはタバコだけではない。お酒もそうだし暴飲暴食も当然健康に影響を及ぼす。更に生まれながらの遺伝というのも人間の寿命に影響をおよぼすわけであるから、タバコの影響というのは病気の成因に与えるものとしては小さいだろう。

 だからタバコを辞めたからと言って直ぐに健康に成れるとは限らない。ただ、将来の肺気管支系の疾患の予防には充分成るだろう。

 タバコを辞めて確実に言えることは、将来掛かるであろう医療費の費用は確実に抑えることができるのは間違いない。

 ちなみに病院で検査を受けようものなら簡単に万札が消えることに成る。更に慢性疾患になれば毎日の薬代は煙草の値上げ分など軽く吹っ飛ぶ。

 だから喫煙者に忠告するとすれば、今の値上げ分以上のお金を医療費で更に自己負担しなければなりませんよということである。もっと言えば、その大半は健康保険や税金という形で国民全員が何らかの形で負担していることをお忘れなく。