失業率、女性が回復

 雲の多い晴れ。東京には台風が接近しているらしいがその影響はここまでは来ていないようだ。北海道の朝の外気温は、すでに毎日10度以下である。台風を成長させるような上昇気流を発生させる力はない。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/business/update/1030/TKY201010300002.html) 

9月の失業率、女性が大幅改善 医療・福祉で就業者増加

 29日に発表された9月の完全失業率(季節調整値)は5.0%で、前月より0.1ポイント改善した。男性が前月比0.1ポイント増で5.5%となったのに対し、女性は同0.3ポイント減の4.3%と大幅な改善を見せた。女性の比率が高い医療・福祉分野での就業者数の大幅な増加が影響している。

 9月の有効求人倍率(同)は、前月より0.01ポイント高い0.55倍で5カ月連続で改善した。

 医療・福祉分野の9月の就業者数は668万人で、前年同月より42万人増えた。増加は30カ月連続。女性全体の就業者数は2683万人で前年同月比で20万人増えたが、その多くを医療・福祉分野が占めたとみられる。

 医療・福祉分野の就業者数は、この分野の区分ができた2002年以降で最も多い。産業別では製造業(1066万人)、卸売業・小売業(1041万人)に次ぎ、全体の就業者数(6309万人)の1割強を占めている。

 もう30年も昔なら、20代の女性は専業主婦になるというのが主流だった。だから、高校で学業を終えるか、短大進学が主流だった。更に卒業してしまえば花嫁修業と称し、就職せずにいる人も普通にみられたものだった。

 しかし、その後女性の社会進出が進み、男女同権が謳われ、4年制大学への進学率が高まることになった。

 女性が普通に働ける職場が増えたと同時に、男性が一家を養うという意識が徐々に薄れ共働きが普通に考えられる時代になったということである。

 今の世の中、仕事を主にしていた場合、子育ては大変な出来事で、それにより色々な問題も発生しやすくなる。

 女性は、仕事か育児の選択を迫られ、それを克服した女性が増えれば増えるほど、男性よりもタフな女性が多いといえるのではないだろうか。

 この女性の意識改革が進めば進むほど、意識改革の進んでいない男性は、女性に押し出されることになる。

 男性の就職難は、女性の社会進出とともに、海外留学生の増加などのライバルが増えたことも要因だろう。

 今回のニュース、女性が進出した医療・福祉の分野は、長らく女性の職場であった。それが急に増えたように見えるのも、今まで他の分野に進出していた女性が、就職難を背景に回帰し始めたともいえるのではないだろうか。

 

 男性には、このような潜在的に需要が不足している職場は存在しない。今後、女性が家を支え、男性が家を守るという家庭が増えると思われる。