人材難

 小雪がちらつく。アスファルトに落ちた雪は直ぐに融け水溜りになってしまう。それでも庭とかに降る雪は積もるだろう。本当に徐々にではあるが一日一日と真冬に近づいていく。

引用 時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010120500057

 

北けん制で共同声明へ=日米韓外相、7日に会談

 北朝鮮による韓国・延坪島砲撃への対応を協議するため、前原誠司外相、クリントン国務長官金星煥韓国外交通商相の日米韓3カ国外相が6日(日本時間7日)、ワシントンで会談する。3氏は共同声明を発表し、北朝鮮が再び砲撃や核実験などの「挑発行為」に出ないようけん制。中国に対しても北朝鮮に自制を促すよう働き掛けを強める。

 一時期、開戦かと思われた朝鮮半島だが、その後小康状態を保っている。お互いに成り行きを静かに見守るしかないのだろうが、この先の日本の未来に向けてはマイナス材料である。

 北朝鮮の唐突な攻撃は、米韓軍事演習に対する挑発と国民に対して軍の姿勢を見せつけるために起こした騒動だろうと推察されるが、まかり間違えば全面戦争の危険性もあった。もし間違った方向に行ったとしてら北朝鮮は国家として消滅していた可能性がある。

 それを怖れずに行動に移す北朝鮮という国家の体制の不安定さが浮き彫りになったと言って良い。今後、ますます不安定要素は増し続け何時かは最終決着をつけるときは必ず来る。それはヨーロッパのチェコスロバキアがそうだったように、分裂後の国家間の争いは長期化し、何度も紛争が繰り返されるのは、人間の性と言って良いものである。

 だから、日本という島国の位置は、世界から見れば恵まれた環境にあると言って良いだろう。その地の利を生かして日本人が活躍する場面も増えるかと思えば、そうではなく内にこもるようになってしまったのが現代の日本人である。悪く言えばぬるま湯環境に自分の身を置きそこから脱出することを極端に恐れる人間が増えたということだろう。

 

 このままの環境であればますます日本人は、日本を離れることは無くなるだろう。そうならないためにも、国を上げて学生を海外に送り出す必要がある。この就職難の時代、1年や2年を勉強に充てることがあっても良いだろう。留年や就職予備校に行って時間を使うより海外に出て自分で活動するバイタリティを育むことで数パーセントの人間が海外で活躍できる人材に育てることが出来るだろう。

 話は飛んでしまったが、今回の6か国協議の舞台で外国の首脳とやりあう人材が不足していることを痛烈に感じる。そういった人材は、そういう環境に置かなければ育たない。東大で一生懸命勉強しても生まれてこない。