草津 vs 札幌

 土曜日の試合、CSで見ました。

 試合開始時の気温が26度、札幌の選手にとって地獄だったろう。

 何故ならその時の北海道は20度前後、涼しい風が吹いていたから。

 暑さを言い訳にするわけにはいかないが、涼しい札幌の気温に慣れた体にとってあの暑さは、まさしくサウナ風呂に近い感覚を感じたに違いない。
 道民は、だから短期間の真夏の暑さに弱いのだろう。自分もそうだが、7,8月に行われるマラソン大会は、本当に試練だと感じている。あの暑さが無ければマラソンも楽なのだけれども、炎天下で走り続けるのと、少し肌寒いところで走り続けるとでは疲労具合は倍以上の差が生じる。

 試合は、何時もの札幌の試合運びで優勢に試合を進め、札幌が西嶋選手のクロスに合わせた近藤選手のシュートが決まり、先制する。
 その後も、近藤選手が1対1になるなど決定機は有ったが、決めきれない。一点を取った後のゴールの執念が札幌の選手に見られないのが残念でも有る。
 あれが決まれば、もっと試合は有利に勧められたはず。それが出来ない。中山選手という良いお手本があるのだから、あの気持を見習って欲しいが、出場時間が短すぎて中々お手本と成るプレーを見せられないのが残念である。

 前半は、リードして終了したが、後半は、まるで別のチームと成る。札幌の選手の足が動かないのだ、見ていて歯がゆくなるが、あれはまさしく脱水の症状で有る。ハーフ中に水分補給を行っているのだろうが、それが効き始めるには4時間程度掛かる。
 試合開始前に充分な水分の補給と試合中の水分補給が必要なのだが、試合中札幌の選手が積極的に水分補強をしているようには見えなかった。

 後半札幌の選手の足が止まったことにより、ボールに行くことが出来ないため相手にボールを回され始める。それに今までと同じようにアタックに行くが当然交わされ、余計にスタミナを奪うことに成る。
 そして何度かの攻めを受けて失点し、同点とされる。その後相手の攻めを跳ね返すのがやっとの状態で試合終了。
 それにしても情けないのが、途中交代で投入された選手の不甲斐なさである。まるでチームにフィットしていない。あれでは、途中交代の意味がない。

 後が無い試合が続き、徐々に上位と離されて行くのには選手のモチベーションが下がるのは目に見えている。この後中断期間があるが、挽回するのは難しい試合数に成って来た。更に今後暑い真夏の試合で、札幌の選手の順応性が試され続けることに成る。