保護主義

 曇り時々小雨がパラつく。寒さは昨日と同様で、時折当たる雨の冷たさに驚く。

 
引用 international business times(http://jp.ibtimes.com/articles/11128/20101019/61634.htm)
 

2010年10月20日 06:11更新

19日NY株、大幅反落―ダウ165ドル安、1万1,000ドル台下回る

 19日のニューヨーク株式市場は大幅反落。ダウ工業株30種平均は前日比165ドル07セント安の1万0,978ドル62セントで引け、心理的節目となる1万1,000ドル台を1週間超ぶりに下回った。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同43.71ポイント安の2,436.95で引けた。

 アメリカは雪崩を打つように坂道を転げ落ち始めた。これから先勢いをつけて坂道を下っていくのか、それともどこかの時点で落ちるのを止めるのか誰もわからない状況になってきた。

 この先この影響は日本にも必ずやってくる。まず影響を受けるのは中国だろう。国内の経済を守るために保護主義に走るのは間違いない。国内の需要と国外への輸出を上手くかじ取りすれば中国は、昔の経済レベルに戻るかもしれないが、改めて共産主義の原理に立ち返れば何とかやっていけるだろう。その際、中国国内の富裕層は粛清されるかもしれないが、国内の文化レベルが後戻りすることを怖れなければ中国は生き続ける。

 そして、日本は大きな貿易相手を2つ失うことになる。その時日本は、国内の需要だけで生き延びることは不可能な構造をしているのだから、まさしく大恐慌時代を迎えることになる。
 
 歯車が狂えば全てが狂う。その歯車の狂いを抑えることが世界の国々はできるだろうか?

 今の世の中に世界を牽引するようなリーダーシップが取れる指導者が見当たらない。それが今の現状である。

 日本にとって今重要なのは、世界の国々が保護主義国家に向かわないことである。もし不可能ならば、EUのような経済圏を作るべきなのだろうが、今となっては不可能である。残された道は、崩れゆくアメリカに肩入れし日米同盟の強化に努めるしか方法がないだろう。それが失敗だったとしても方法は残されていないだろう。