五里霧中

 晴れ、気温も10度を超えている。日中もこのまま気温は上がるだろう。

引用 産経ニュース(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/stt11052601160001-n1.htm) 

首相を倒せ! 原口氏が倒閣宣言 鳩山氏は決起促す

 民主党原口一博総務相は25日、「トップは替わった方がいい」と述べ、菅直人首相は直ちに退陣すべきだとの考えを表明した。小沢一郎元代表も同党議員との会談で、首相退陣を求める行動を起こす考えを示唆したほか、鳩山由紀夫前首相は講演で「大事なのは覚悟を持って行動する勇気だ」と、倒閣に向けて決起を促した。首相が主要国(G8)首脳会議(ドービル・サミット)で不在の中、「菅降ろし」の火の手が党内各所から上がってきた。

 

 フジサンケイグループは、社運を掛けて菅総理を退陣させたいらしい。ここ最近の現内閣批判は、ヒートアップを続け、体制批判するためには、右も左も関係なく利用することに腐心しているようである。

 そしてそれと同様に、この人の頭の構造を疑わせさせているのが、鳩山元首相である。この人は、以前、総理を辞めたら議員も辞めると公言しながら、何故か議員辞職を撤回した御仁である。

 

 きっと議員を辞めると言えば、周りが辞めるなと止めてくれるものと信じていたのにそれが無くて、自分から撤回を言い出す始末で、去り際の嗜みを知らない人である。

 

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY201105250568.html

鳩山氏、首相を批判し小沢氏絶賛 「判断の遅れに脅威」

 民主党鳩山由紀夫前首相は25日の講演で、福島第一原発事故への菅直人首相の対応について「3月の時点からメルトダウンは分かっていた。なぜ今頃明らかにするのか。政策判断がどんどん遅れていることに脅威を感じている。小出しに情報を出してくるのは、命の問題に問題を残した」と強く批判した。

 一方で鳩山氏は小沢一郎元代表について「覚悟を持った政治家。その覚悟の素晴らしさにひかれるものがある」と絶賛した。

 

 鳩山さんが声高々に叫べば叫ぶほど、周りはしらけ却って小沢さんの復権は遠のくように見える。

 管総理が、この先の政治運営に対して民主党内の結束というより、野党との協力でこの政局を乗り切ろうと考えるのは、素人でも想像がつく。

引用 産経ニュース(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/plc11052602090005-n1.htm

説明責任果たせず 菅首相OECD演説

パリで開かれたOECD設立50周年記念行事で講演する菅首相=25日(共同)

 東日本大震災発生後、初めて外国を訪問した菅直人首相は経済協力開発機構OECD)での演説で、自然エネルギー重視の姿勢を打ち出した。中部電力浜岡原発の停止要請に続き、自らのイニシアチブでエネルギー政策の新たな目標を表明することで、内閣支持率回復につなげたいとの思惑がみてとれる。ただ、東京電力福島第1原発事故に関しては説明責任を果たせたとはいえない。

 

 今や何と言っても好意的な記事にされない、菅総理にとっての天敵と言える産経のニュースだが、果たして菅総理がこの声明を実現に移すために、何が実行できるのか、更に任期を全うしたとしてその後の後始末と言える事業をどのように実現させるのか実に不透明である。

 これは、世界に向けての日本の公約である。菅総理が退陣した後誰が次の総理になったとしても、簡単に反故にすることはできないだろう。それをすれば更に日本の信頼度は低下するからである。

 管総理がG8から帰国後益々、政争が厳しくなるだろう。しかしその混乱を国民が今の状況で望んでいるはずもない。