U-17

 曇り、気温も15度を越えたくらいだろうか、涼しい。


引用 報知新聞(http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20110630-OHT1T00320.htm) 

日本、6発で8強入り! 93年、ヒデ&宮本以来…U―17W杯

 ◆U―17W杯・決勝トーナメント1回戦 日本6―0ニュージーランド(29日、メキシコ・モンテレイ) 侍ニューウェーブだ。日本がニュージーランドに6―0で圧勝した。日本で開催した1993年大会に並ぶ過去最高の8強に進んだ。日本は序盤から技術と運動量で相手を圧倒。石毛秀樹(16)=清水ユース=と早川史哉(17)=新潟ユース=がともに2ゴールを挙げるなど驚異の得点力を見せた。初の4強入りを懸け、7月3日(日本時間4日)の準々決勝でブラジルと対戦する。

 BSフジの放送を録画して早朝に見た。

 最初のゴールが決まり、ニュージーランドの足が止まったところで続けざまに追加点を上げたことで、相手の出足が完全に止まってしまった。

 相手のプレッシャーが少ないためか、簡単にパス回しができたところが日本のスタミナを奪わなかった。所々息が合わない、あるいはミスでボールを失う場面が多かったが、この年代であれだけパス回しができるようになるというのは、やはりJリーグ効果のたまものである。

 昔、Jリーグができるまでは、この年代の大会と言えば、正月の高校サッカー選手権大会だった。あの頃は、こんなサッカーではなく前にボールを蹴り相手と競争しながら攻めるという試合が多かった。パス回しなど論外で、いわゆるワーワーサッカーが高校生年代の主流だった。

 

 このようなパス回しができるようになったのも、Jリーグの影響もあるが、サッカー場が土から芝生に変わったことが大きい。

 土のグランドは、どうしても凸凹ができやすい。そのためグラウンダーのパスはどうしても正確性に欠く、そのためパス交換というよりアバウトに前に蹴りだしそれを目掛けて走りこむ方がボールが繋がりやすい。

 

 そうして出来上がった世代がこの大会に出場している選手たちである。指導者、練習場に恵まれて育った、サッカーをやるために生まれてきた少年たちである。

 さらに嬉しい事に、ここに出ている選手たち以外にも、同レベルの選手たちが日本国内に大勢存在する。ここに出ているのが限られたエリートではなく、まだまだ、能力を秘めた選手がその能力を開花させるための準備をしている。

 日本サッカー協会が目指してきた、若年世代の育成が実を結んだということである。この先本当にW杯で優勝するようなチームが出てくるかもしれないと思うと胸がわくわくするではないか。

 次はブラジル戦、勝敗は判らないが、将来につながる良いゲームをしてもらいたい。