曇り、朝方は通り雨が有った。気温は、10度台と上着が無いと寒い。
J2リーグは、残り後3分の1となり、試合数は異なるが、FC東京が勝ち点51でトップ、2位に札幌が50で続き、3位に鳥栖が47で続く。
現在の時点で、勝ち点差が3位のチームと10点差内のチームは、
千葉 47
徳島 46
栃木 42
東京V 40
北九州 37
熊本 37
以上6チームである。この中から昇格チームがでるだろう。とはいってもまだ、残り試合も震災の影響が有り、10試合以上残っているためこの先大逆転が無いとも限らないので、それ以下のチームも可能性が無いわけではない。
しかし、ここに来て前半好調だったチームが徐々に下位に沈んできている。それは矢張り選手層の薄さだろう。栃木などは、エースの怪我があり、得点力を失ったことが非常に大きい。北九州も前半戦の快進撃も徐々に失いつつある。
ここに来て矢張りトップに立ったのは、FC東京である。その地力の差は、他のJ2チームと比べ物にならない。それは、今までJ1で戦ってきた力がここに来て他のチームと違い余裕を生み出している。
そして2位につける札幌だが、昇格圏内に付けてはいるが大きな不安要素が無いわけではない。その一つが主力の怪我である。何時もベンチにユースの選手が入るほど、レギュラーの層は薄い。更に今年のチームの柱である、河合、砂川両選手の疲労の蓄積が後半の出場にどう影響するかである。
補強したジオゴ選手はゲームに出られているが、その他の二人は、ベンチ入りもしていない訳で、ここら辺りが試合に出て力を発揮しないと、10月辺りに失速は免れないだろう。
今年の札幌は、上手く暑い夏場を凌げたのではないだろうか、例年なら夏バテで9月、10月は勝ち点を拾えない試合が続くのだが、それが無いのは、上手く体調管理ができた証拠だろう。他のチームは、夏場の暑い時期に失速したのとは好対照である。
そして3位の鳥栖だが、夏場に勝ち点を伸ばしたチームの一つであるが、主力が今年大幅に入れ替わったのだが、韓国人選手を大量に補強したことが上手く監督とのコミュニケーション能力を補い、上手くチームと融合した感がある。3位以内のライバルとなるのはこのチームだろう。
そして次に徳島だが、このチームの原動力の一つである柿谷選手だが、この前の厚別の試合、ゲームを楽しんでいるようには見えなかった。徳島というチームを何が何でも勝たせると言った覇気を前面に出さないからだろう。もし彼がその気を前面に出して試合に臨めば得点能力はさらに上がるだろう。その姿を見せるか見せないかで3位以内の可能性が変わってくる。
最後に千葉だが、このチームは判らない。オーロイ選手が後半復帰すればまた変わる可能性がある。彼が居ない間、苦しみながらも得点を入れるためのチームとしてのやり方を変えてきた。それが最近勝ちにつながってきている。
そしてそこにオーロイ選手が復帰すれば、更に得点のバリエーションが増えることになればと思う。でもそれが上手く行くか行かないかは未知数といえるだろう。
J2は、どのチームもここに来て、怪我、累積の欠場などで選手のやりくりが大変になるのは恒例である。その穴を上手く埋めることができるチームが最終的には生き残る。
またそれ以外にも選手たちの気持ちが切れてしまえばそれで終わりである。その原因が監督であり、チームの運営会社であり、さまざまの理由があるだろう。その気持ちを切れさせないための方法を上手く屈指できるか、選手のサポート体制が本当に重要である。
コンサドーレ札幌の健闘を祈るばかりである。