放射線

 晴れ、太陽がまぶしい。気温は、5度以下と冷え込んでいる。既に街路樹の銀杏の葉は盛大に枯葉を散らしている。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/national/update/1029/TKY201110290003.html) 

世田谷、再調査で170マイクロシーベルト 文科省発表

東京都世田谷区で見つかった高い放射線量の地点について、文部科学省は29日未明、再調査の結果、最大で毎時170マイクロシーベルトを検出したと発表した。放射性物質の種類は特定できなかったが、放射線を出している物質は地面のアスファルトの下にあると考えられ、福島第一原発事故による影響の可能性は低いという。

 文科省や世田谷区によると、スーパー「パワーラークス世田谷店」敷地内外の2カ所で値が高く、建物そばの歩道表面で毎時約170マイクロシーベルト(地表1メートルで4.7マイクロシーベルト)、店の玄関前の地表で毎時110マイクロシーベルト(地表1メートルで10マイクロシーベルト)だった

 この記事まず文句を言うと、見出しの170マイクロシーベルトの表記は正しくない。読むものに誤解を与えやすい表現である。

 その詳細の中に毎時と書いてあるが、計測器で計られる値は、積算線量、線量率であるため、きちんと見出しも毎時170マイクロシーベルトと表示すべきだろう。

 そうしなければ、170という数字だけが独り歩きしてしまう。日頃、不当表示等にチェックを掛ける新聞社の仕事としては拙い。

 今回の原因は、アスファルトあるいはその下に原因物質があることが予想されるという事で、今回の事故のものではないらしい。

 放射性物質は、元々自然界に存在する。ウラン鉱山からウランを採取するし、金などの鉱物を掘り出す際にもわずかに放射性物質が混ざって掘り出される。

 そういったものは、掘り出された岩石の中に含まれているため目には見えない。普通の石ころの中に混じってしまえば放射線線量計を使わなければだれもが判らず使ってしまうたぐいのものである。

 想像では、そういった放射性同位元素を含む砂利がアスファルト舗装の材料に間違って使われてしまったと考えるのが妥当だろう。

 今回福島原発の汚染調査を行えばそういった場所がどんどん見つかる可能性がある。断っておくがだからと言って福島原発の汚染は問題ないと言っているわけでは無い。

 ただ、人は知らずにそういった環境で生活を送っているかもしれず、それによりガンなどを発症している可能性もある。この際だから身の回りの放射線量を計ってみるのが良いのだろう。