カンニング

 小雪がちらつき風も吹く寒い朝である。気温もマイナス5度近くに下がっている。ただしこの寒さも積雪もあと一月もすればきれいさっぱり無くなることが判っているだけに余り暗さは無い。

引用 東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011030190070418.html) 

入試問題投稿 スマートフォンで中継?

 入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された問題で、一部の多機能携帯電話(スマートフォン)を使えば、受験者が試験問題を盗撮し、試験会場外に中継映像を送れることが、情報機器に詳しい専門家の話で分かった。外部に協力者がいれば、試験中に不審な動作をすることなく、質問サイトに投稿できることになる。

 この問題、ニュージーランドでの生存者情報が無いばかりに他の話題に飢えていたマスコミにとって格好の材料になったようだが、さてこの話題がどれほど長続きするだろう。
 人のうわさも時の流れは否応なく流してしまい、あれだけ話題になった歌舞伎役者の事件も既に遠い過去のものになってしまった。
 
 人のうわさも消え去るから、人は生きやすいのだろう。もし永久に話題の残るような人物ならいざ知らず、一日も持たずに消化される話題の主は、ほとぼりが冷めればまた復活の道はある。
 逆に人に覚えられていなければいけないような商売の人間は、人の記憶に残り続けるために色々な話題を提供しなければならないのだから却って大変なのかもしれない。

 話を本筋に戻すが、なぜ「Yahoo知恵袋」なのか?はなはだ疑問が残る。仲間がいないと不可能と思われることだけに、仲間内でこっそりと行えば犯行は発覚しづらいだろう。考えられることとして、仲間に京大の問題が解ける人間がいなかったのか、或いは、ばれることを前提にした犯行だったのかというところだろう。

 朝のニュースでやっていたが、中国で売られているカンニング用の道具には恐れ入った。確かにありそうで誰も作らないだろうという道具が作られている。

 日本では、そのような道具があったとしても利用者が限られていればあまり商売にならないとみて製造までは至らないだろう。しかし、人口規模のはるかに大きい中国では商売になると見えて堂々と売られているのには恐れ入った。当然ある程度の量が売れて飯のタネになる程度の収益性はあるのだろう。

 自分の時代には、考えられないほどの道具の発達は、この事件をきっかけに今後更にエスカレートするのは間違いない。