新聞

 晴れ、昨日夜中に降った雪が4,5cmの積雪となっていた。今週は大雪の恐れがあるらしい。ただし、台風並みの発達した低気圧が通過しない限り、数年前にあった大雪ほどにはならないだろう。気温はマイナスだが0度に近い。


 最近、新聞の政治面は素通りするようになった。前にも書いたが、憶測と推測と作り話のオンパレードだからである。読む方も記者も情報のレベルが同じであれば、推測の仕合となりどちらが正しかは、誰もわからない。
 
 そのような記事を読んで誰が面白いのだろう。居酒屋で酒を飲みながら話すことが無く政治の話をし始めて相手の考えを永遠と聞かされたら、そんなことわかっているよと言い返したくなる心境である。

 どこかに足で稼いだ情報が散りばめられているのなら判るが、政治関係者の情報通の情報が怪しい今、本当に信じられる情報源が無くなってしまったともいえる。そのため、せっかく集めた情報もどれが本当なのか判らない上に、更に悪いことに情報発信元自体が朝令暮改ときては、まともな記事が書けるわけがないのは承知である。

 ということで、政治面は斜め読みである。

 また最近のスポーツ記事も、書くことが無いためプロ野球のオープン戦に一面を割いているが、この記事も、50代60代中心の物なのだろうなとつくづく思う。この先プロ野球だけを追い求めていてもこの先は無い。しかし、ほぼ野球は毎日開かれニュースとして紙面を埋めるには格好の材料である。もし、これが無ければ平日の新聞のスポーツ面は、寂しいことこの上ない。まさしく紙面の埋草としての地位は当分は揺るがないだろう。
 
 しかし、プロ野球に興味を示さない世代が増えれば増えるほど、却って新聞を読まなくなることはまさしく道理なのでこの先は、じり貧なのは間違いない。
 それを防ぐには、やはり今からプロ野球中心の紙面づくりではなく、マイナーなスポーツを含め広く浅く情報を載せていくしかない。それには、記者も増やす必要があるが、今の人数ではプロ野球の取材に行くのが精いっぱいで、Jリーグが始まればそれに人を取られることになる。
 
 すると地方で開かれる大会の結果などは、ただの試合結果のみで、更にひどいのは、その日の結果が当日ではなく数日後に載るかはたまた結果が載らないということになる。

 この辺りの解決方法としては、素人の遊軍記者を増やすしかないだろう。今はインターネット時代なので、取材協力してくれる人を募り、試合結果と写真なりを送ってもらえばそれなりの記事にはなる。そういった草の根的な情報をスポーツ新聞、いや他の紙面にももっと役立てるべきである。例えば謝礼は、一か月の新聞代を無料にするとかすれば、現在それでなくても販促で新聞代を3か月無料にしているのだから懐はさほど痛まないだろう。

 そういった取り組みは、きっと新聞社の中の人も考えているだろうし、実際に行っているところもあるかもしれない。しかし、それがあまり外に知られていないだけかもしれない。
 これからの情報化の時代、紙面に載らないような小さな記事もネットを使って載せるようにするとか新聞回帰の方策をダメもとでやるしか生き残りの道は見えてこないだろう。