鈴木先生

 7時ころから小雨が降ってきた。気温は7,8度だろうか少し肌寒い。


 最近珍しく見ているテレビドラマがある。それは「鈴木先生」(http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/)である。

 テレビ東京制作という、ドラマではマイナーな局だが、原作、脚本、演出、出演者それぞれがある程度レベルが高く他局が手掛けているドラマより数段面白い。

 最近のテレビドラマは、昔なら大根役者と呼ばれる演技力で有りながら、事務所あるいは人気があるというだけで主役を取るドラマが増え、更に脚本も演出もグダグダなものが増えている。

 だから、面白そうだなと思ったものを初回を録画して見るのだが、それがことごとく失敗で、そのあと引き続き見ることを辞めてしまうことが多かった。
 最近、制作費のコストカットの噂があるが、良いドラマを作るには、金だけではないというこをこのドラマは示しているのではないだろうか。

 他局と比べしがらみがない分、テレビ東京だからこそ作成できたドラマかもしれない。他局でもこのような面白いものも全くないというわけではないが、それが連続して続かない。当りの回数が少なくなれば成るほど、視聴者のテレビ離れが加速する。そのまるでデフレスパイラルのような状況なのが今のテレビ業界なのだろう。

 テレビ東京には珍しく、このドラマに関しては、日曜日にダイジェストを放送している。自分もそれで引っ掛かって見るようになった。
 
 このドラマの原作は、マンガらしく書店に並べて売っているのを見かけるが、売られているものは袋とじになっているので中身は一度も見たことが無い。まあ見ない方が期待が高まって良いのかもしれない。