O-104

 曇り、気温も10度くらいだろう。日中は晴れるようだ。

引用 AFP(http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2804318/7307640

【6月7日 AFP】ドイツを中心に腸管出血性大腸菌(EHEC)の感染が拡大している問題で、同国北部ニーダーザクセン(Lower Saxony)州はモヤシが感染源である疑いがあると発表していたが、詳細な分析を行った同州農業省は6日、これまでのところ、モヤシからはEHECが検出されていないと発表した。

 
 日本でも焼肉屋でのユッケを食べたことによる食中毒で死者が出た事件はつい最近の事である。同じようにドイツでも多剤耐性をもったO-104により多数の死者が出た。

 この原因が判らず、最初はスペイン産のキュウリが疑われ、つい昨日もやしも疑われたが、今日になって間違いだったようだ。

 食中毒の原因が野菜らしいということは判っているらしく、野菜の摂取について注意が促されている。

 また、この大腸菌で死亡する原因となる「シガ毒素」であるが、赤痢菌の発見で有名な志賀潔博士の名前がついたものである。この場合のシガ毒素は、赤痢菌からの発生ではないので「志賀様毒素」と呼ばれるものである。

 今回のO-104は、先に述べたように多剤耐性である。抗生剤が効きにくいということは、治療法は自己免疫能力を賦活化させることと症状を和らげる対処療法しかない。

 今回の件は、発生源が不明なため色々な憶測をよんでいる。その一つが生物兵器によるテロである。遺伝子操作が、民間レベルでできるようになり、遺伝子操作が可能な施設、装置が相当数ある現在、どこでそれが悪用されるか判らない。

 今回は、そういったテロではないが、こういった事件を模倣するような犯罪が起きても不思議ではない。