8月も終わり

 曇り、今日も生暖かい風が吹いてくる。台風の影響だと思うが、雨が降るなら降って欲しいという具合である。


 今日は、8月の最終日である。道行く人も既に夏から秋の装いに変わってきている。

 今年も残すところ3分の1となってしまった。あっという間であり、そうでないともいえる。というのも3月11日を境に一年が始まったような感覚だからである。
 あの日全ての時が止まり、そしてまた動き出したため何となく体内時計が狂った感覚なのである。こういった感覚を覚える人は大勢いるのではないだろうか。

 本当に新しい一年の始まりは、何もかも狂わせた。その歯車を以前の軌道に乗せるためどれほど苦しむのだろうか。その軋みは、世界にも多大な影響を与えたはずである。この世界同時金融危機も少なからず影響を与えたのは事実である。

 でも、前に進まなければ何も進まないし、世界の事は自分一人では解決しようもない。それは、日本の総理大臣だとしても途方に暮れる事実だろう。
 ただ、前に少しずつでも進めば、新しい視界が開けてくる。そうすればまた新しい方向を確かめることができるだろう。前に進まなければ景色は変わらないし、自分の進むべき道さえ見えてこない。
 進む道が不確かでも足をそろりそろり行くべき時である。