薄曇り、生ぬるい風が吹く。昨日の夜は、湿度の高い寝苦しい夜だった。
「夜が明けない日は無い」と同時に「必ず夜が来る」もし地球の自転が止まればこの言葉はうそになるが、今のところその兆候は無い。
だから必ず地球上では夜が明ける。
人生を振り返れば、必ず自分の人生の頂があるはずである。もしその頂が無いとするなら、幼くして亡くなった人だろう。その頂は、人によってそれぞれだっただろう。
そういった人生を振り返るのは、やはりこれからの人生に以前のような頂が現れないと悟った時だろう。後は人生の下り坂を転げ落ちないようにそろりそろりと下っていこうと心に決めたからである。
それにしても10代の時に感じたあの1年の長さは今と違った独特の長さであった。これほど自分が年を取るとは信じられなかった。
もし、また生まれ変われるとしたら自分はどんな人生を歩みたいのだろう。また同じような人生なのだろうか?