晴れ、朝方の冷え込みは昨日ほどではない。朝日が差すと気温が上がっている。
引用 時事ドットコム(http://www.jiji.com/jc/ws?g=world&k=WorldEurope328590)
リビアの最高指導者だったカダフィ大佐は20日、反カダフィ派部隊が大佐の最後の拠点、シルトを制圧した際に負傷し、その後死亡した。反カダフィ派の軍事委員会および政治指導者が明らかにした
この記事を見て真っ先に思い浮かんだ言葉が「驕る平家は久しからず」であった。
しかし、カダフィ大佐がこれまで栄華を誇ってこれたのも、アメリカの政策によるものが大きかった。民主主義大国と言い独裁国家の民主化という名目の元、ある国には攻撃を仕掛け、リビアの様に独裁国家にもかかわらずアメリカの政策による都合で攻撃を受けない国として今まで存在した。
今回のリビア政変は、アメリカという国の直接的介入無く進んだ。(その代りEUは介入した)
それもアメリカの力が相対的に弱まっており、以前までの役割を果たすことができなくなった結果であろう。
この先、リビアがどれだけ国家として成り立っていくのか予断を許さない部分がある。それはまさしく遊牧の民を起源とする多くの部族が競合した国家だけに紆余曲折が予想される。
今後、このような政変は、アメリカを中心としたものから徐々に民族間の対立を単に発し、さらにそれが多くの国家に飛び火していく可能性が高まったと言える。更にここに来て中国の世界の均衡に対する一つの不安材料の追加は、更に世界を不安定にするのは、既に多くの人が感じていることだろう。