AIJ

 晴れ、気温はマイナス5度くらいだろう。家の前の道路は、轍になっており相当歩きにくい。まだ雪も残っているが、急速に雪は融けて行くのだろう。


引用 共同通信http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012030201001151.html) 

AIJ幹部「3年で損失1千億」 証取委の調査に

 企業年金運用会社のAIJ投資顧問が顧客の預かり資産約2100億円の大半を消失させた問題で、証券取引等監視委員会の調査に対し、同社幹部が「運用による損失は最近3年間で1千億円に上った。1年で500億円の損失を出した年もあった」と説明していることが2日、分かった。

 ただ、これまでの調査で運用について裏付ける一部の書類が見つかっていないことから、証取委は慎重に同社の資産運用の実態解明を進める。

 これに関しては、開いた口がふさがらない。損失しているのに、高利をうたって更に加入者を増やす手口からして、詐欺行為に等しい。

 こんなニュースが出ては、労働者の勤労意欲が減退してしまう。そういったことが最近巷にあふれかえっている。

 これ程杜撰で呆れた経営をしていながら、巷の評価は高いという現象は、如何にそういったものが張りぼての虎が世の中に蔓延っていたかという事である。

 コンピューター社会が出来上がり、取引が仮想空間でできるようになり始めたと同時に、この世の中の全てが徐々に仮想空間に飲み込まれていくようである。

 労働の対価として支払われるべきものが、徐々に仮想化し始めており、その実態は幻のようなものである。今まで営々と築き上げたものが明日には幻のようにきえてしまう。そのうち、人間も実態を失い夜が明ける頃には幻のようにきえてしまうのだろう。