日本

 雨上がりの曇り空、気温も少し低いが風が無いため寒さをそれほど感じさせない。

 今朝のニュースで、日本の今後の経済動向(GDP等)が発展途上国並みになるという予想を報じていた。

 その原因は、高齢化社会に突入し、少子化が進む人口構成になれば当然予想される事態である。それに対する今までの政府の対策が功を奏しなかったというだけだろう。

 またその勢いを加速させたのは、昨年の東日本大震災だった。もし、復興をバネに日本経済を立て直す大チャンスだったのだがそれを逃した責任は重い。

 あの時点で、政府が復興のための強制的な運営ができていたらと思う。例えば、あの瓦礫処理のために、震災された地域に瓦礫処理のための処理場を建設していたらと思う。そうすれば今の瓦礫処理の見通しは既に立っていただろう。それを躊躇させた政府の無能さは、本当に身に染みた。

 政治家に能力を求めた国民の責任は重い。民主党政権もそうだが、自民党公明党もあの困難な時期に国が一丸となって取り組みをしなければならない時期に反対ばかり述べている姿勢にはがっかりした。

 やはり、無能な人間をいくら束ねても無能の集団にしかならないという事が良く判った。いくら国会議員が多数いようが大局を見通せない人間ばかりいては国の運営には邪魔にしかならない。

 日本をここまで弱らせた責任は、政治家にある。これは断言できる。では、解決法はと言えば、何もない。誰か一人の独裁者が辣腕をふるったとしても、この日本を隅から隅まで意思統一させることは不可能だろう。

 

 更に日本人の民度もこの姿を反映してか、徐々に個人主義化し始めている。それがあるから国の政治もダメになったのかどちらか先か判らない。

 変えなきゃいけないという人は大勢いるだろう。それとは逆に自分には関係ないとそっぽを向く人も大勢いるだろう。その比率を変えて行かなければ、日本人の存在意義は失われていくだろう。