老害

 曇り、気温は朝の6時で9度と低い。これでは半袖シャツで出勤はつらい。でも、天気予報では、今日の日中は、20度を超えるという事なので丁度過ごしやすい気温にはなる。


引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXNASHD13021_T10C12A6LDA000/

 経団連米倉弘昌会長は13日、大阪市内で記者会見し「安全性が確保された原子力発電所を地元の理解を得ながら動かすのは当然」と語り、大飯原発3、4号機以外の原発についても順次再稼働すべきだとの見解を示した。また関西電力管内の計画停電については「原発が再稼働しても電力不足は続くが、昨年の東京のような節電に取り組めば防げるのではないか」と述べた。

 米倉会長は、野田佳彦首相が8日に大飯原発の再稼働の意向を表明したことは「賢明な判断」と評価。「経済性のある電力が安定的に供給されないと国民生活を守れないばかりでなく産業界も経済活動が続けられない」と続けた。

 橋下徹大阪市長らが主張する夏季限定の再稼働案は「発電所の仕組みをよくご存じない方の発言」と批判したうえで、「専門家が安全と判断しているものに不信感を抱かせるような発言の根拠を明らかにすべきだ」と注文を付けた。

この米倉弘昌という人は、どういう人かWikipediaによると

日本の実業家。学位は経済学修士デューク大学・1965年)。住友化学株式会社代表取締役会長、社団法人日本経済団体連合会会長(第3代)。

住友化学工業株式会社(現住友化学株式会社)代表取締役社長、社団法人日本経済団体連合会副会長、石油化学工業協会会長、社団法人日本化学工業協会会長などを歴任した。

 Wikiの文章を読むと、常識派というよりどこか感覚が人と異なる人の様だ。こういった人は、自分の周囲に波風を立てることで、耳目を集め、それが出世の手助けになると言ったタイプである。

 そういった人間だけに、能力が優れていなければ鼻つまみ者になってしまうことが往々にしてあるが、それを乗り越えてきたという事は、それなりの実力が有ったという事だろう。

 

 でもそういった人間が老いて権力を持つと、まさしく老害となる。次の世代の人間は、これを乗り越えて行かなければならないのだが、多くの人間が頭を押さえられ、挫折していったことだろう。その中には、本当に優秀な人間がいただろうが、運命というものは、まさしく誰も予想することはできない。

 

 付け足せば、この人に群がる人間が第2の老害を生み、この人に敗れ去った人間もやがては同じような老害となる。人は、正しく老いることは無い。正しく老いることができれば、世の中は循環していくが、その流れを堰き止められることで本当に大事な時間が過ぎ去って行く。