勝手な予想

 晴れ、まだ太陽は完全には顔を出していない。気温はマイナス10度以下と真冬並みの気温である。顔を出しているとほっぺたが痛いくらいである。


 昨日は、韓国の大統領選挙の話題がテレビで報道されていた。地理的に一番近い国は韓国であり、最近これだけ経済力を伸ばして来れば否が応でも注目しない訳にはいかない。

 竹島問題も、何の解決もなく結局、国際司法裁判所の提訴の件もうやむやになりそうである。自民党が政権を取ったが、安倍さんは、表向きは強硬派の姿勢を示していたが、統一教会との関係は有名な話であり、更に今回大統領に選ばれた朴槿恵氏も統一教会に選挙の支援をうけたのでお互い統一教会つながりという事になりそうである。

 その結果として韓国との領土問題は棚上げにされるだろう。お互い益が無いことはしないというのが想像できる。或いはお互いに領土を主張して平行線をたどる姿を見せて後ろで何らかのやり取りが有るはずである。日本側が竹島の実質上の占拠状態を黙認するという形が落としどころになるのは素人目にも明らかである。今の情勢から領土を返上するのは有りえないからである。

 上にも書いたが、近くて遠い国韓国との付き合いは、当然国際社会の一員として節度ある距離感が大事である。それは今後も変わらない。その中に多くのどす黒い動きが有っても国民が全て知らなければ無問題と言うことになるだろう。

 

 また、安倍さんの中国に対する対応もどうなるか見ものである。本来なら今後大国になろうとしている中国を無視していては話にならない。今後もし共産党支配が崩壊するようなことが起きようとしてもその崩壊のギリギリまで中国共産党と面と向かって渡り合う必要がある。

 

 中国の人口は13億以上、その全てが同じ思想に同化されていることは決してない。やはり色々な思惑が現指導部の中にもあるだろう。今回の尖閣の問題にしても、もし、中国国家の利益を考えるならあのような反日行動をとらせることは、中国にとってマイナスであるはずなのに、それを許す勢力が今の体制では、最大勢力ということであり、もう既に中国は日本から技術の吸収は終わったと考えているという事である。

 そういう意味で、今までの反対の行動を、いくら中国国内の利益が減ろうとも問題ないと考えているという事である。ハッキリいてしまえば、もう中国の眼中には日本は無いということである。

 

 今の中国の指導部にとって、日本は今後の中国の世界進出を阻むネズミのような感覚で有るだろうことは想像に難くない。何時でも追い払えるが、またいつの間にか目の前に現れるようなものである。今後中国が発展すればするほどそういった世論は形成され中国国内の日本企業は排斥される運命にあると言える。

 それを防ぐには、中国からの撤退か、昔の遣唐使、遣隋使のような朝貢が必要というような選択を迫られる時期が必ず来る。その時に日本が同盟関係を結ぶ相手は、中国なのかそれともアメリカなのか、はたまたロシアなのか、相手を選ばなければならない時期が来る。その時までに憲法に定められた中立の姿勢を保てるか、それともそれを放棄し戦争を厭わないような国造りをするか選択を国民はしなければならない時が遅かれ早かれやって来るだろう。

 

 第2次世界大戦が終わり、大きな世界的戦争が無かった時代は徐々に幕をおろし、やはり人間の性である領土問題、経済問題、資源問題に端を発した争いは、永遠に繰り返されると思った方が、生き残れる確率は高い。